心臓の血管を調べる検査 – コロナリーアンギオとは?

循環器

心臓の血管を調べる検査 – コロナリーアンギオとは?

病院での用語を教えて

先生、「コロナリー」ってよく聞く言葉だけど、どういう意味ですか?

体の健康研究家

「コロナリー」は「冠動脈」という意味だよ。心臓に栄養を送る血管のことだね。

病院での用語を教えて

そうなんですね。では、「コロナリーアンギオ」は?

体の健康研究家

それは「冠動脈造影検査」のことで、心臓の血管を詳しく調べる検査のことだよ。カテーテルって呼ばれる細い管を使って、造影剤を流し込んでレントゲン撮影をするんだ。

コロナリーとは。

『コロナリー』という言葉は、医学や健康の分野で心臓に血液を送る血管である冠動脈のことを指します。また、『コロナリーアンギオ』は冠動脈造影という意味です。 冠動脈造影は、手首、肘、足の付け根などの動脈から細い管(カテーテル)を冠動脈まで通し、造影剤を注入してレントゲン撮影を行うことで、冠動脈の形や病気の状態を調べる検査です。

コロナリーとは?

コロナリーとは?

心臓は、私たちの体中に血液を送るポンプのような役割を担っています。休むことなく働き続ける心臓自身もまた、たくさんの酸素や栄養を必要とします。その大切な栄養や酸素を心臓に届けているのが、「コロナリー」と呼ばれる血管です。

コロナリーは、心臓を包むように張り巡らされた冠動脈のことを指します。心臓を冠のように囲んでいることから、冠動脈と呼ばれています。この冠動脈は、心臓自身に酸素と栄養を供給するという重要な役割を担っています。もし、この冠動脈が何らかの原因で詰まったり、狭くなったりすると、心臓に十分な血液が行き渡らなくなってしまいます。その結果、胸の痛みや圧迫感を感じたり、最悪の場合は心筋梗塞といった深刻な病気を引き起こす可能性もあります。

このように、コロナリーは、心臓の健康を維持する上で欠かせない存在と言えるでしょう。健康的な生活習慣を心掛けることで、コロナリーを守ることが大切です。

項目 説明
心臓の役割 体中に血液を送るポンプ
コロナリー(冠動脈)の役割 心臓自身に酸素と栄養を供給
コロナリーに異常が起こると 心臓に十分な血液が行き渡らなくなり、胸の痛みや圧迫感、心筋梗塞などのリスクが高まる
コロナリーを守るために 健康的な生活習慣を心掛ける

コロナリーアンギオ検査とは?

コロナリーアンギオ検査とは?

– コロナリーアンギオ検査とは?心臓は、全身に血液を送るポンプのような役割を担っています。この大切な働きを支えているのが、心臓自身に栄養や酸素を届ける冠動脈です。しかし、この冠動脈に動脈硬化などが起こると、血管が狭くなったり詰まったりしてしまい、心臓に十分な血液が供給されなくなることがあります。これが狭心症や心筋梗塞といった病気です。このような冠動脈の病気を診断するために用いられる検査の一つが、コロナリーアンギオ検査です。この検査では、まず手首や肘、足の付け根などにある動脈に細い管(カテーテル)を挿入します。そして、このカテーテルを血管内を少しずつ進め、最終的に心臓の冠動脈まで到達させます。冠動脈にカテーテルが到達したら、造影剤と呼ばれる特殊な薬を注入しながらX線撮影を行います。造影剤はX線を通しにくいため、血管を白く映し出すことができます。これにより、医師はモニター上で冠動脈の形や太さ、血流の状態を詳細に観察し、狭窄や閉塞などの異常がないかを診断します。コロナリーアンギオ検査は、冠動脈の病気を診断する上で非常に有効な検査ですが、 invasive な検査であるため、医師は患者さんの症状や他の検査結果などを考慮した上で、検査の必要性を判断します。

項目 内容
コロナリーアンギオ検査とは 心臓の冠動脈の状態を調べる検査
目的 狭心症や心筋梗塞の原因となる冠動脈の狭窄や閉塞を診断する
方法 1. 手首や肘、足の付け根の動脈にカテーテルを挿入
2. カテーテルを冠動脈まで進める
3. 造影剤を注入しながらX線撮影を行い、冠動脈の状態を観察
特徴 invasiveな検査であるため、医師が患者さんの状態を考慮して判断する

検査でわかること

検査でわかること

– 検査でわかること

心臓に栄養を送る血管である冠動脈の状態を調べる検査を行うことで、狭心症や心筋梗塞といった心臓病の診断に役立ちます。

狭心症は、動脈硬化などが原因で冠動脈が狭くなることで起こります。心臓に十分な血液が供給されなくなるため、胸の痛みや圧迫感などの症状が現れます。心筋梗塞は、冠動脈が完全に詰まってしまう病気です。心臓の筋肉に血液が全く届かなくなり、心臓の筋肉が壊死してしまいます。

検査の結果、冠動脈の狭窄が見つかった場合には、カテーテル治療という治療法を行うことがあります。カテーテル治療には、風船治療とステント留置術の二つがあります。風船治療は、狭くなった血管を風船の力で広げる治療法です。ステント留置術は、金属製の網目状の筒を留置することで、血管を広げた状態を維持する治療法です。これらの治療法により、狭心症や心筋梗塞の予防や治療が可能になります。

病気 原因 症状 治療法
狭心症 動脈硬化などで冠動脈が狭くなる 胸の痛み、圧迫感 カテーテル治療(風船治療、ステント留置術)
心筋梗塞 冠動脈が完全に詰まる 心臓の筋肉の壊死 カテーテル治療(風船治療、ステント留置術)

検査を受ける前の注意点

検査を受ける前の注意点

– 検査を受ける前の注意点これから心臓カテーテル検査を受けられるにあたって、いくつかの注意点があります。検査の内容や流れをよく理解し、安心して検査を受けられるようにしましょう。-# 検査前の準備検査前には、医師から検査の詳細な説明があります。検査の方法や目的、予想される結果、起こりうるリスクなどを分かりやすく説明しますので、ご安心ください。 また、検査前に食事を制限したり、服用している薬を一時的に中止したりする必要がある場合があります。医師の指示に従って、正しく準備を行いましょう。-# 検査中の様子心臓カテーテル検査は、腕や足の付け根の血管から細い管(カテーテル)を挿入し、心臓まで進めて検査を行います。 検査中は局所麻酔を行いますので、痛みはほとんど感じません。しかし、カテーテルを挿入する際に多少の圧迫感や違和感を感じる場合がありますので、医師や看護師の指示に従って、リラックスして検査を受けてください。 検査中、何かご心配なことがあれば、ご遠慮なく医師や看護師にお申し出ください。-# 検査後の注意点検査後、カテーテルを挿入した部分の血管を止血するために、 しばらく安静にしてベッドの上で過ごす必要があります。安静時間は検査の内容や経過によって異なりますので、医師の指示に従ってください。 また、検査後も医師の指示に従って、日常生活で注意すべき点を守ってください。 例えば、激しい運動や入浴を控える必要がある場合があります。 検査後の注意点を守り、心臓に負担をかけないようにすることが大切です。

段階 注意点
検査前 – 医師から検査の説明を受ける
– 食事制限や服薬の中止が必要な場合がある
検査中 – 局所麻酔を行う
– カテーテル挿入時に圧迫感や違和感がある場合がある
– 心配なことがあれば医師や看護師に相談する
検査後 – 止血のため安静にする
– 医師の指示に従い、激しい運動や入浴を控えるなど日常生活で注意する

まとめ

まとめ

– まとめ

心臓は、体中に血液を送り出すポンプとしての役割を担い、人間の生命維持に欠かせない重要な臓器です。その心臓に栄養や酸素を届けるのが冠動脈と呼ばれる血管ですが、この冠動脈の状態を詳しく調べる検査がコロナリーアンギオです。

コロナリーアンギオは、心臓病の診断や治療方針の決定に非常に重要な役割を果たします。 狭心症や心筋梗塞などの心臓病は、冠動脈の動脈硬化が原因で起こることが多く、放置すると命に関わることもあります。コロナリーアンギオを受けることで、動脈硬化の程度や範囲、血流の状態などを正確に把握することができます。

心臓病は、早期発見・早期治療が何よりも大切です。 自覚症状がない場合でも、定期的な健康診断や心臓ドックを受けることで、心臓病のリスクを早期に発見し、適切な予防や治療を開始することができます。また、日頃からバランスの取れた食事、適度な運動、禁煙など、健康的な生活習慣を心がけることも重要です。

心臓は、私たちの命を支える大切な臓器です。心臓の健康を守るために、定期的な検査や健康的な生活習慣を心がけましょう。

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