健康診断でおなじみ?WNLの意味とは
病院での用語を教えて
先生、「WNL」ってどういう意味ですか? 健康診断の結果に書いてありました。
体の健康研究家
「WNL」は「Within Normal Limits」の略で、簡単に言うと「正常範囲内」という意味だよ。健康診断の結果が、特に心配ない状態だってことを表しているんだ。
病院での用語を教えて
じゃあ、健康診断の結果が全部「WNL」だったら、健康ってことですね!
体の健康研究家
そうだね! 健康診断の結果がすべて「WNL」なら、ひとまず安心だね。もちろん、健康診断はあくまでも目安だから、心配なことがあったら、いつでも相談に来てね。
WNL(Within Normal Limits)とは。
「WNL」という医学や健康に関する言葉は、「正常範囲内」という意味です。これは「Within Normal Limits」の頭文字をとったもので、病院のカルテや健康診断の結果で使われる略語です。血液検査などの数値で表されるものだけでなく、心電図や超音波検査などの結果を判定するときに「異常なし」の意味で使うこともあります。似たような言葉に「n.p. 」があり、これは「特になし」という意味の「no problem」または「nothing particular」の略語です。
WNLってどんな意味?
健康診断の結果票などで「WNL」という略語を見かけることがあるかもしれません。これは Within Normal Limits の略で、「正常範囲内」という意味です。
WNLは、血液検査や尿検査などで得られた数値データに対して使われることが多いです。例えば、血糖値やコレステロール値などが、年齢や性別を考慮した標準的な範囲内であれば「WNL」と記載されます。これは、検査結果が異常値を示していないことを意味し、特に心配する必要がないことを示唆しています。
ただし、WNLはあくまでも検査結果が正常範囲内にあることを示すだけであり、健康状態を完全に保証するものではありません。例えば、自覚症状がないにもかかわらず、ある検査項目が正常範囲ギリギリの場合や、経過観察が必要な場合があります。また、検査項目によって正常範囲が異なることや、個人差があることにも注意が必要です。
健康診断の結果は、医師に相談し、自身の健康状態を正しく理解することが重要です。検査結果がWNLであっても、気になる症状や不安があれば、医師に相談するようにしましょう。
略語 | 意味 | 用途 | 注意点 |
---|---|---|---|
WNL | Within Normal Limits (正常範囲内) |
血液検査、尿検査などの数値データ | – 検査結果が正常範囲内であることのみを示す。 – 健康状態を完全に保証するものではない。 – 検査項目によって正常範囲が異なり、個人差がある。 – 気になる症状や不安があれば医師に相談する。 |
WNLを見たら安心?
健康診断の結果に「WNL」と書かれていて、ホッとした経験はありませんか? WNLとは「Within Normal Limits」の略で、検査結果が正常範囲内であることを意味します。つまり、「WNL」の記載があれば、検査結果はひとまず問題なしと言えるでしょう。
しかし、安心するのはまだ早いかもしれません。なぜなら、正常範囲内であっても、前回の検査値と比べて大きく変化している場合は、注意が必要となるからです。例えば、前回の検査では正常範囲の上限値に近かったのに、今回は下限値に近いといった場合は、経過観察が必要となることがあります。
健康状態は常に変化するものです。たとえ検査結果が正常範囲内であっても、油断せずに、自分の体と向き合っていくことが大切です。健康診断の結果については、自己判断せずに、必ず医師に相談し、適切なアドバイスを受けるようにしましょう。
用語 | 意味 | 注意点 |
---|---|---|
WNL (Within Normal Limits) | 検査結果が正常範囲内である | 正常範囲内でも、前回の検査値と比べて大きく変化している場合は要注意 |
似たような言葉との違いは?
– 似たような言葉との違いは?検査結果が正常なことを示す言葉として、「異常なし」以外にもいくつか似たような表現があります。その中でも、「n.p. (no problemあるいはnothing particular)」は、かつて医療現場で使用されていた表現です。
どちらも検査結果が正常であることを意味しますが、「WNL」が数値で表される検査データに対して使われることが多いのに対し、「n.p.」は医師の視診や触診など、数値化できない所見に対して使われることが多かったという違いがあります。
しかし近年では、医療現場で「n.p.」を目にすることは少なくなりました。これは、「n.p.」が患者にとって理解しにくい略語であること、場合によってはぶっきらぼうで冷たい印象を与えてしまう可能性があることが理由として挙げられます。
このような背景から、近年では「n.p.」の代わりに、「異常なし」や「特記事項なし」といった、患者にとってより分かりやすく、温かみを感じられる言葉が使われる傾向にあります。
項目 | 説明 |
---|---|
異常なし | 検査結果が正常であることを示す一般的な表現。 |
n.p. (no problem/nothing particular) | かつて医療現場で使用されていた、検査結果が正常であることを示す表現。 数値化できない視診や触診の結果に対して使われることが多かった。 |
WNL | 検査結果が正常範囲内であることを示す表現。 数値で表される検査データに対して使われることが多い。 |