お薬手帳で見かけるn.d.Eってどんな意味?
病院での用語を教えて
先生、「n.d.E」ってどういう意味ですか? 薬の袋に書いてあったんですけど…
体の健康研究家
いいところに気がついたね。「n.d.E」は「食後」という意味の略語だよ。食事の後に薬を飲んでね、ということだね。
病院での用語を教えて
そうなんですね! 「n.d.E」の「n」とか「d」って、何の略なんですか?
体の健康研究家
「n.d.E」はドイツ語の「nach dem Essen(食事の後)」を略したものなんだよ。だから、ドイツ語の頭文字をとって「n.d.E」って書くんだね。
n.d.Eとは。
「n.d.E」は、医学や健康に関する言葉で、「食後」を短くしたものです。薬を口から飲むときの説明を書くときなどに使われます。これは、ドイツ語の「nach dem Essen」を元にした言葉で、「ndE」と書くこともあります。「3×ndE」のように書かれていれば、「3回の食事の後」という意味で、「毎食後」と同じ意味になります。カルテや処方箋には、この他にも、「p/o」や「sc」、「do」といった短い言葉が使われています。
医療現場で使われる略語
病院で医師や看護師がカルテに文字を書き込んでいる様子や、処方箋に書かれたアルファベットを見かけることはありませんか?診察時に医師が素早くメモを取ったり、看護師と簡単な言葉でやり取りしたりする様子を目にしたことがある方もいるかもしれません。
実は、これらは医療現場で使われる略語と呼ばれるもので、短い言葉で効率的に情報伝達するために用いられています。カルテや処方箋には、使用頻度の高い薬剤名、検査名、処置名などが略語で記載されることが多くあります。例えば、毎食後服用は「毎食後」を略して「食後」と記載され、さらに「食後」を略して「pc」と記載されることもあります。
特に処方箋は、医師の指示を薬剤師が正確に読み取り、患者さんに適切な薬を調剤するために重要な役割を担っています。そのため、処方箋には、服用する薬剤名、用法(服用回数や服用量)、服用期間などが略語を用いて正確に記載されています。例えば、1日3回服用は「1日3回」を略して「3×」と記載され、朝昼晩服用は「朝昼晩」を略して「朝昼夕」と記載され、さらに「朝昼夕」を略して「acd」と記載されることもあります。
このように医療現場では、患者さんの情報を正確かつ迅速に伝えるために、様々な略語が用いられています。
項目 | 正式名称 | 略語 |
---|---|---|
服用時期 | 毎食後 | 食後, pc |
服用回数 | 1日3回 | 3× |
服用時間 | 朝昼晩 | 朝昼夕, acd |
食後に服用? n.d.Eの読み方と意味
「n.d.E」という表記を、お薬手帳や処方箋で見かけたことはありませんか?
この「n.d.E」は「えぬでぃーいー」と読み、ラテン語の “non dormivit” を略した言葉です。
“non dormivit” は「眠らなかった」という意味で、食事をした後、つまり「眠るまでの間」を指し、日本語では「食後」という意味で使われています。
薬には、食後に服用することで効果を発揮するものや、副作用を軽減できるものがあります。
例えば、空腹時に飲むと胃を痛めてしまう薬や、食後に飲むことで吸収がよくなる薬などが挙げられます。
自己判断で服用時間を変えると、薬の効果が十分に得られなかったり、思わぬ副作用が現れたりする可能性があります。
薬を服用する際は、必ず医師や薬剤師の指示に従い、「n.d.E」と記載されている場合は、食後に服用するようにしてください。
略語 | 意味 | 読み方 | 用途 |
---|---|---|---|
n.d.E | non dormivit (眠らなかった) |
えぬでぃーいー | 食後 |
n.d.Eと似た表現
食事の後に薬を飲むように指示された経験は誰にでもあるのではないでしょうか。その際に、「n.d.E」という表記を目にしたことがあるかもしれません。これはラテン語の「non deponatur ex」を略したもので、「食後に服用」を意味します。
では、「3×n.d.E」と表記されていたらどうでしょうか?これは「毎食後」という意味で、1日に3回の食事の後、つまり朝食後、昼食後、夕食後に薬を飲むことを指示しています。「n.d.E」の前に付く数字は、1日の服用の回数を表しているのです。このように、「n.d.E」は服用するタイミングを示す重要な略語であり、処方箋などでよく使用されます。
薬の効果を最大限に引き出し、副作用を最小限に抑えるためには、処方された通りに薬を服用することが重要です。そのために、「n.d.E」のような略語の意味を正しく理解しておくことは、患者さんにとって非常に大切です。
略語 | 意味 | 説明 |
---|---|---|
n.d.E | 食後に服用 | ラテン語の「non deponatur ex」を略したもの |
数字×n.d.E | 毎食後 | 数字は1日の服用の回数を表す。例えば、「3×n.d.E」は1日3回の食事の後、つまり朝食後、昼食後、夕食後に薬を飲むことを指示。 |
その他の医療略語
医療現場では、正確な情報を迅速に共有することが求められるため、様々な略語が用いられています。これらの略語は、医師、看護師、薬剤師など、医療従事者間でのコミュニケーションを円滑にするために欠かせないものです。
例えば、薬の服用方法を示す場合、「毎食後」は “p.c.”, 「就寝前」は “q.h.” と表されます。また、投与経路を示す場合、「内服」は “p.o.”,「皮下注射」は “s.c.”, 「筋肉注射」は “i.m.”、 「静脈注射」は “i.v.” と表されます。
これらの略語は、ラテン語や英語を基に作られており、世界共通で使用されているものも多いため、海外の医療従事者との情報共有にも役立ちます。
しかし、略語の中には、複数の解釈が可能なものや、施設によって解釈が異なるものも存在します。そのため、略語を使用する際には、相手に正しく伝わっているかを確認することが重要です。特に、患者様に直接説明する場合は、誤解を招かないよう、可能な限り略語を使わずに分かりやすい言葉で説明することが大切です。
略語 | 意味 | 説明 |
---|---|---|
p.c. | post cibum | 毎食後 |
q.h. | quaque hora | 就寝前 |
p.o. | per os | 内服 |
s.c. | subcutaneous | 皮下注射 |
i.m. | intramuscular | 筋肉注射 |
i.v. | intravenous | 静脈注射 |
略語の理解を深めて
病院に行くと、医師や看護師がカルテにメモを取ったり、処方箋を書いたりする際に、聞き慣れない言葉を使っていることに気づかれるかもしれません。これは医療現場で使われる略語と呼ばれるもので、医師や看護師同士がスムーズに情報共有するために用いられています。
しかし、患者さんにとっては、これらの略語は分かりにくく、不安に感じられることもあるでしょう。お薬手帳や処方箋に記載されている略語の意味が分からなければ、遠慮なく医師や薬剤師に質問することが大切です。例えば、「朝・昼・夕」の用法が「毎食後」と混同しやすい場合や、「頓服」の意味を取り違えてしまう場合などが挙げられます。
薬の効果を最大限に引き出し、安全に服用するためには、医師や薬剤師とのコミュニケーションが欠かせません。自身の健康を守るためにも、分からないことがあれば積極的に質問し、納得のいくまで説明を受けるようにしましょう。