V2

検査

12誘導心電図とV2誘導:心臓の電気信号を読み解く

私たちの心臓は、全身に血液を送るために休むことなく動き続けています。この精巧なポンプの役割を担う心臓の動きは、電気信号によって制御されています。 心臓から発生する微弱な電気信号を記録し、その波形を分析することで、心臓の状態を評価するのが心電図検査です。 心電図検査の中でも、「12誘導心電図」は、心臓の周囲に電極を12箇所設置することで、様々な角度から心臓の電気活動を捉える検査方法です。まるで心臓を立体的に見るように、より詳細な情報を得ることができるため、不整脈や狭心症、心筋梗塞など、様々な心臓病の診断に広く活用されています。 12誘導心電図は、電極を胸や手足に装着するだけで、身体への負担が少なく、短時間で検査が完了します。そのため、健康診断などでも広く実施されており、心臓病の早期発見・治療に大きく貢献しています。また、運動中の心臓の状態を調べる「運動負荷心電図」や、24時間記録して日常生活における不整脈の有無を調べる「ホルター心電図」など、目的に応じて様々な種類の心電図検査があります。
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心電図のV2誘導:心臓の電気信号を読み解く

心電図検査は、心臓の鼓動によって生じる微弱な電流を波形として記録し、心臓の状態を調べる検査です。この検査では、体の特定の部位に電極と呼ばれる小さな金属板を貼り付け、そこから心臓の電流を捉えます。この電極の配置を誘導と呼びます。 心電図検査にはいくつかの種類がありますが、一般的に行われるのは12誘導心電図と呼ばれるものです。12誘導心電図では、両手首、両足首に1つずつ、合計4つの電極を装着します。さらに、胸の特定の部位にも6つの電極を装着し、合計10個の電極を用いて心臓の活動を12の方向から記録します。それぞれの誘導は心臓の異なる部分を映し出すため、12誘導心電図を総合的に判断することで、心臓の活動状態を多角的に把握することができます。 心電図検査と誘導は、不整脈や狭心症、心筋梗塞など、様々な心臓病の診断に欠かせない検査です。安全かつ簡便に実施できる検査であるため、心臓に不安を感じた際は、医療機関を受診し、検査を受けることをお勧めします。
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