健康診断の重要指標:基準値を理解する
健康診断の結果を受け取ると、様々な数値が並んでいて、その横に「基準値」というものが記載されているのに気付くでしょう。この基準値は、一体何を意味するのでしょうか。簡単に言うと、基準値とは、健康な人が持つ検査値の範囲を示したものです。
例えば、血液検査でコレステロール値を測ったとします。この時、基準値は、健康な人のコレステロール値がどの範囲に収まるのかを示しています。もし、あなたの値がこの範囲内であれば、ひとまず安心と言えるでしょう。逆に、基準値から外れている場合は、基準値より高すぎるのか、低すぎるのかによって、脂質異常症などの病気の可能性も考えられます。
ただし、基準値はあくまでも目安です。基準値から少し外れていたとしても、必ずしも病気を意味するわけではありません。年齢や性別、体質、生活習慣などによって、検査値は個人差があります。また、基準値は、検査機関や測定方法によっても異なる場合があります。
健康診断の結果を正しく理解するためには、基準値の意味を理解しておくことが大切です。もし、検査結果について不安な点があれば、医師に相談するようにしましょう。