意外と知らない頭痛の真実
「頭痛持ち」という言葉があるように、多くの人が経験する頭痛。しかし、一口に頭痛と言っても、その原因や症状は実に様々です。そのため、自己判断で対処するのではなく、まずは自分の頭痛がどのタイプに当てはまるのかを知る必要があります。
頭痛は大きく分けて、大きく三つのタイプに分類されます。ズキンズキンと脈打つような痛みが特徴的な「片頭痛」、頭全体を締め付けられるような鈍い痛みが続く「緊張型頭痛」、片側の目の奥に激しい痛みが集中する「群発頭痛」です。これらの頭痛は、それぞれ原因や痛みの特徴、持続時間が異なります。
例えば、片頭痛はストレスや睡眠不足、気圧の変化などが引き金となって起こることが多く、吐き気や嘔吐を伴う場合もあります。一方、緊張型頭痛は、長時間のパソコン作業やスマホの使いすぎなど、同じ姿勢を長時間続けることによって首や肩の筋肉が緊張し、血行が悪くなることが原因で起こります。群発頭痛は、その名の通り、数週間から数ヶ月の間、集中的に頭痛が起こるのが特徴です。
これらの一次性頭痛と呼ばれるタイプの他に、病気の症状として現れる「二次性頭痛」もあります。くも膜下出血や髄膜炎など、命に関わる病気の可能性もあるため、いつもと違う痛み方や症状がある場合は、すぐに医療機関を受診するようにしましょう。