モートン病:足指の間の痛み
- モートン病とはモートン病は、足の指の付け根に発生する神経の病気です。特に第3指と第4指の間に多く見られます。この病気は、足の指に向かう神経が圧迫されたり、刺激を受けたりすることで発症します。モートン病になると、強い痛みやしびれを感じることがあります。痛みの程度は、少しチクチクする程度のものから、歩くのも困難になるほどの激しいものまで様々です。また、しびれは、足の指の先端にまで広がることもあります。これらの症状は、長時間立っていたり、歩いたりした後に悪化する傾向があります。さらに、靴を脱ぐと症状が和らぐことも特徴です。モートン病の原因は、まだ完全には解明されていません。しかし、ハイヒールや先の細い靴など、足の指に負担をかける靴を履くことが、発症のリスクを高めるといわれています。また、偏平足や外反母趾など、足の構造的な問題も、モートン病の原因となることがあります。モートン病は、中年以降の女性に多く見られるのも特徴です。これは、女性の方がハイヒールを履く機会が多いためと考えられています。モートン病は、適切な治療を行えば症状を改善できる病気です。そのため、もし足の指の付け根に痛みやしびれを感じたら、早めに医療機関を受診することが大切です。