健康のバロメーター!クレアチニン値を理解しよう
- クレアチニン - 腎臓の健康を知る指標クレアチニンは、私たちの体内で日々作られる老廃物です。筋肉は、体を動かすためにエネルギーを必要としますが、そのエネルギー源となるのがクレアチンリン酸という物質です。クレアチニンは、このクレアチンリン酸が使われた後にできる不要物なのです。クレアチニンは、筋肉で作られた後、血液中に流れ込みます。そして、血液に乗って腎臓へと運ばれます。腎臓は、血液を濾過して、老廃物や余分な水分を尿として体外に排出する働きをしています。クレアチニンも、腎臓で濾過され、尿として排出されます。健康な腎臓であれば、クレアチニンを効率よく濾過し、体外へ排出することができます。しかし、腎臓の働きが低下すると、血液中のクレアチニン濃度が高くなってしまいます。そのため、血液検査でクレアチニン値を調べることで、腎臓が正常に機能しているかどうかを判断することができるのです。クレアチニン値は、年齢や性別、筋肉量などによって個人差があります。また、激しい運動の後や、特定の薬の影響で一時的に高くなることもあります。しかし、特に異常を感じていなくても、定期的に血液検査を受けてクレアチニン値をチェックすることで、早期に腎臓の異常を発見できる可能性があります。