生体侵襲:身体への影響とは?
- 生体侵襲とは何か私たちの身体は、常に外部からの様々な影響を受けています。暑さ寒さといった気温の変化や、ウイルスや細菌などの病原体の侵入、そして、食事や運動なども身体にとっては外部からの刺激です。これらの刺激は、多かれ少なかれ身体に変化を引き起こします。 この外部からの力や刺激によって、身体に何らかの変化が生じることを、「生体侵襲」と呼びます。生体侵襲というと、手術や注射のように、身体を傷つけるような行為をイメージするかもしれません。 確かに、これらの医療行為は、直接的に身体に変化をもたらすため、生体侵襲にあたります。 しかし、生体侵襲は、必ずしも身体を傷つける行為だけを指すのではありません。 例えば、激しい運動も、筋肉や骨に負担をかけ、身体に変化をもたらすため、生体侵襲の一つといえます。また、精神的なストレスも、ホルモンバランスを乱したり、自律神経に影響を与えたりすることで、身体に変化を引き起こすため、生体侵襲に含まれます。生体侵襲は、その程度によって、身体への影響も異なります。軽い運動や軽いストレスであれば、身体への影響も一時的なもので、すぐに回復します。 しかし、大手術や強い精神的なショックなどは、身体に大きな負担をかけ、回復にも時間がかかります。 生体侵襲は、避けて通れないものもありますが、その程度を理解し、身体への負担をできるだけ減らすように心がけることが大切です。