嫌気性細菌

外科

ガス壊疽:脅威の感染症

- ガス壊疽とはガス壊疽は、体内に侵入した特定の種類の細菌が原因で発症する、深刻な感染症です。主に、土壌などに広く生息するクロストリジウム属の細菌が、傷口などから体内に入り込むことで感染します。 この細菌は、酸素が少ない環境を好み、筋肉や皮下組織といった体の深い部分で増殖する特徴があります。そして、増殖する過程で、組織を壊死させる毒素と、特徴的な悪臭を放つガスを発生させることが、ガス壊疽の大きな特徴です。 ガス壊疽は急速に進行し、発症すると、患部が腫れ上がり、激しい痛みを伴います。 皮膚の色は、時間の経過とともに赤紫色から青黒く変化し、触ると皮下にガスが溜まっているため、パチパチという音がする場合もあります。 ガス壊疽は、命に関わることもあるため、早期の診断と治療が非常に重要です。
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