健康診断

検査

健康の鍵!血糖値について学ぼう

- 血糖値って何だろう? 私たちの体は、活動するためのエネルギー源としてブドウ糖を必要としています。 このブドウ糖は、ご飯やパン、麺類などの炭水化物を含む食品を食べることで体内に取り込まれます。 食事から摂取された炭水化物は、消化器官でブドウ糖に分解され、血液中に吸収されます。そして、血液によって全身の細胞に運ばれ、エネルギー源として利用されます。 血糖値とは、血液中に含まれるブドウ糖の濃度のことで、mg/dLという単位で表されます。 血糖値は、食事や運動、時間帯、ストレスなどの様々な要因によって変動します。食後には血糖値が上昇し、空腹時や運動後には低下するといったように、常に変化しています。 健康な状態を保つためには、血糖値を適切な範囲に保つことが重要です。血糖値が慢性的に高すぎる状態が続くと、糖尿病などの生活習慣病のリスクが高まります。逆に、血糖値が低すぎると、めまいやふらつき、意識障害などを引き起こす可能性があります。
検査

血清尿酸値:健康を知るための重要な指標

健康診断などで必ず測定する項目の一つに「血清尿酸値」があります。これは、血液中にどれくらいの尿酸が含まれているかを示す数値です。 では、この尿酸は一体どこから来るのでしょうか? 私たちの身体を構成する細胞の中には、「プリン体」と呼ばれる遺伝情報を司る物質が存在します。このプリン体が、何らかの原因で分解されると、最終的に「尿酸」という老廃物に変化します。 通常、尿酸は血液によって腎臓へと運ばれ、そこでろ過されて尿として体外へ排出されます。しかし、プリン体の量が多すぎたり、腎臓でのろ過がうまくいかなくなると、血液中に尿酸が溜まり、血清尿酸値が高くなってしまうのです。 この血清尿酸値が高い状態が続くと、やがて痛風などの病気を引き起こすリスクが高まるため注意が必要です。
小児科

乳幼児健診: 成長の節目を見守るために

乳幼児健診は、赤ちゃんが健やかに成長し、発達していくために、国が定めた時期に市区町村が無料で実施している健康診査です。これは、乳幼児定期健診や乳幼児健診とも呼ばれ、保護者の皆さんが、お子さんの成長の様子や健康状態を知るための大切な機会となっています。 健診では、医師や保健師などが、お子さんの身長や体重を測定し、発育の状況を丁寧に確認します。また、運動機能や聴力、視力などの発達についてもチェックを行います。さらに、病気の早期発見にもつながるよう、診察も行います。 乳幼児健診は、単に身体的な発達を確認する場だけではなく、保護者の皆さんが子育てに関する疑問や不安を気軽に相談できる場でもあります。授乳や離乳食、夜泣き、生活リズムなど、子育てに関するあらゆる悩みを相談することができます。保健師や栄養士などの専門家が、それぞれの悩みに寄り添い、適切なアドバイスやサポートを提供しますので、安心して相談してください。 乳幼児健診は、お子さんの健やかな成長と発達を支援するだけでなく、保護者の皆さんの不安を解消し、安心して子育てに取り組めるようにサポートする大切な機会です。
検査

アネロイド式血圧計:仕組みと特徴

- アネロイド式血圧計とはアネロイド式血圧計は、家庭や病院などで広く使われている血圧を測るための器具です。水銀を使わないため、安全で扱いやすいという利点があります。 測定の際には、腕にカフと呼ばれる帯状の袋を巻き付けます。このカフに空気を送り込むことで、腕の動脈を圧迫します。そして、聴診器を用いて、圧迫された状態から徐々に空気を抜いていく際に聞こえる血管音の変化を聞き取ります。 血管音の変化は、文字盤の針の動きと連動しており、音が初めて聞こえた時が最高血圧、音が消えた時が最低血圧を示します。 アネロイド式血圧計は、聴診器を用いた聴診による測定が必要なため、ある程度の訓練や経験が必要です。しかし、正確に使用することで、家庭でも手軽に血圧を把握することができます。
検査

健康のバロメーター:血液検査のススメ

- 血液検査とは血液検査とは、文字通り私たちの体内を巡る血液を採取し、その成分を詳しく調べることで、健康状態を評価する検査です。 健康診断や病気の診断、治療効果の確認など、様々な場面で活用されています。血液は、体中に張り巡らされた血管という管の中を流れ、酸素や栄養を体の隅々まで運び、老廃物を回収するという重要な役割を担っています。 その中には、赤血球、白血球、血小板といった細胞成分や、タンパク質、糖分、脂質、電解質、ホルモンなど様々な成分が含まれています。 血液検査では、これらの成分を分析することで、貧血や感染症、糖尿病、脂質異常症といった様々な病気の有無や進行度を調べることができます。 また、肝臓や腎臓といった臓器の働きについても評価することができます。血液検査は、一般的に注射針を用いて腕の静脈から血液を採取します。 検査項目によって、採血する血液の量や食事制限の有無などが異なります。 血液検査の結果は、基準値と比較して判断されます。 基準値は年齢や性別によって異なる場合があり、異常値が必ずしも病気のサインとは限りません。 検査結果については、医師に相談し、自身の健康状態を正しく理解することが大切です。
検査

早期発見の鍵!スクリーニング検査のススメ

- スクリーニング検査とは健康診断などを受けた際に、「異常なし」という結果で安心した経験はありませんか? 実は、自覚症状がないだけで、体の中で病気が静かに進行している場合もあるのです。 スクリーニング検査とは、このような自覚症状がない人を対象に、病気の可能性を早期に発見するための検査のことを指します。健康診断とスクリーニング検査は、どちらも病気の早期発見を目的としていますが、いくつか違いがあります。健康診断は、労働安全衛生法などの法律で義務付けられている場合が多く、労働者や学生など特定の人を対象に、健康状態を幅広く把握することを目的としています。一方、スクリーニング検査は、特定の病気のリスクが高い人を対象に行われることが多く、 mammogramによる乳がん検査や、便潜血検査による大腸がん検査などが代表的な例です。スクリーニング検査を受ける最大のメリットは、病気を早期に発見し、早期治療につなげることで、健康寿命を延ばせる可能性があるということです。 特にがんのような病気は、早期発見・早期治療によって生存率が大きく変わることが知られています。 また、治療による身体への負担や経済的な負担を軽減できる可能性もあります。しかし、スクリーニング検査は万能ではありません。検査の結果によっては、精密検査が必要となる場合や、実際には病気ではないのに陽性と判定されてしまう場合もあります。 スクリーニング検査を受ける際は、メリットだけでなく、デメリットや検査の限界についても理解しておくことが重要です。 主治医に相談し、自身の健康状態や病気のリスク、ライフスタイルなどを考慮した上で、検査を受けるかどうかを判断するようにしましょう。
検査

健康のバロメーター!血糖値について

- 血糖値とは血液中に含まれるブドウ糖の濃度のことを、血糖値と呼びます。ブドウ糖は、私たちが日常生活を送るために必要なエネルギーを生み出す、大切な栄養素です。食事から摂取したご飯やパン、麺類などに含まれる炭水化物は、体内で分解されてブドウ糖に変化します。そして、ブドウ糖は血液によって体の隅々まで運ばれ、筋肉や臓器を動かすためのエネルギー源として利用されます。 血糖値は、血液中にどれだけのブドウ糖が含まれているかを示す指標です。健康な状態であれば、血糖値は一定の範囲内に保たれています。これは、体内でインスリンというホルモンが分泌され、血液中のブドウ糖を細胞に取り込む働きをしているためです。インスリンの働きによって、食事の後など一時的に血糖値が上昇しても、やがて正常な範囲に戻ります。このように、血糖値は私たちの体のエネルギーバランスを保つ上で、重要な役割を担っているのです。
血液

LDLコレステロールと健康

- LDLコレステロールとは私たちの体内にある細胞は、それぞれ細胞膜と呼ばれる薄い膜で覆われています。この細胞膜の重要な構成成分の一つに、コレステロールという脂質があります。コレステロールは細胞膜の fluidity を保つだけでなく、ホルモンの原料となるなど、体にとって重要な役割を果たしています。 コレステロールは、血液中に溶け込んで体内を巡っていますが、水に溶けにくい性質を持っているため、そのままでは血液中をスムーズに移動することができません。そこで、コレステロールはリポタンパク質と結合して、水に溶けやすい形になって運ばれています。 このリポタンパク質には種類があり、その一つにLDL(低比重リポタンパク質)があります。LDLはコレステロールを肝臓から体の各組織へ運ぶ役割を担っていますが、LDLコレステロールが増えすぎると、血管の内側に徐々に蓄積していき、血管を硬くしたり、血管の内腔を狭くしたりします。これが動脈硬化です。動脈硬化は、心筋梗塞や脳梗塞などの深刻な病気を引き起こす危険因子となるため、LDLコレステロールは一般的に「悪玉コレステロール」と呼ばれています。 LDLコレステロールの値は、血液検査によって調べることができます。健康的な生活習慣を維持し、LDLコレステロール値を適切な範囲に保つことが大切です。
検査

生化学検査:血液でわかる体の状態

- 生化学検査とは私たちの体は、常に健康な状態を保つために、様々な機能が働いています。その働きを支えているのが、血液です。血液は、酸素や栄養を全身に運び、老廃物を回収する役割を担っています。生化学検査は、この血液を採取し、中に含まれる様々な成分を分析することで、私たちの体の状態を詳しく調べる検査です。血液中には、タンパク質や糖分、脂質、電解質など、多くの物質が含まれています。これらの物質は、それぞれ重要な役割を担っており、その量やバランスが崩れることで、様々な病気が引き起こされる可能性があります。例えば、肝臓が正常に機能していない場合は、特定の酵素の値が上昇したり、腎臓の働きが低下している場合は、老廃物が血液中に蓄積し、その濃度が高くなったりします。生化学検査では、これらの物質の量やバランスを調べることで、肝臓や腎臓、心臓、膵臓といった様々な臓器の機能を評価することができます。また、糖尿病や脂質異常症などの生活習慣病のリスクを評価したり、栄養状態を把握したりすることも可能です。生化学検査は、健康診断や人間ドックなどで行われる一般的な検査の一つです。自覚症状がない段階で病気の兆候を発見できる場合もあり、早期発見・早期治療に繋がると期待されています。また、治療の効果を判定したり、病気の進行状況を把握したりするためにも重要な役割を担っています。
検査

クレアチニンクリアランス:腎臓の働きを測る

- クレアチニンクリアランスとはクレアチニンクリアランスは、私たちの体にとって重要な臓器である腎臓の働きを調べる検査の一つです。腎臓は、血液をろ過して、老廃物や余分な水分を尿として体外に排出する役割を担っています。この腎臓がどれくらいしっかりと血液をろ過できているかを数値で表したものが、クレアチニンクリアランスです。簡単に言うと、クレアチニンクリアランスは腎臓のフィルター機能を測るものと言えます。健康な腎臓は、このフィルター機能が高く、血液を効率的にろ過して、老廃物を尿として排出することができます。しかし、腎臓の機能が低下すると、このフィルター機能も低下してしまい、血液中の老廃物を十分に取り除くことができなくなります。検査では、クレアチニンという物質が使われます。クレアチニンは、筋肉が活動する時に作られる老廃物で、通常は腎臓でろ過されて尿として排出されます。腎臓の機能が低下すると、このクレアチニンが血液中に多く残ってしまうため、クレアチニンクリアランスの値は低くなります。クレアチニンクリアランスの値が低い場合は、腎臓の機能が低下している可能性があり、放置すると体に老廃物が溜まり、様々な健康問題を引き起こす可能性があります。そのため、早期発見・早期治療のためにも、定期的な検査を受けることが大切です。
検査

誰でも簡単!健康チェックの強い味方:パルスオキシメーター

- パルスオキシメーターってなに?最近、健康に対する関心が高まるにつれて、「パルスオキシメーター」という言葉を耳にする機会が増えてきましたね。一体どんなものか、ご存知ですか? パルスオキシメーターは、指先に挟むだけで、血液中の酸素の量と脈拍を簡単に測ることができる医療機器です。病院などの医療現場ではもちろんのこと、最近では家庭でも手軽に健康管理ができるツールとして広く普及してきています。パルスオキシメーターでは、血液中の酸素飽和度を測定します。 酸素飽和度とは、血液中のヘモグロビンという赤い色素が、どのくらい酸素と結びついているかを示す値です。 この値が低い場合は、体に十分な酸素が行き渡っていない状態を示唆しており、肺炎や呼吸器疾患などの病気の可能性も考えられます。 健康な状態であれば、通常は96%以上の値を示します。 ただし、個人差や測定時の条件によって数値は変動することがあります。また、パルスオキシメーターは脈拍も同時に測定することができます。 脈拍は、心臓が1分間に何回拍動しているかを示す値で、健康状態や運動強度などを知る上で重要な指標となります。 パルスオキシメーターは、指先に光を照射し、その光の透過量の変化から酸素飽和度と脈拍を測定します。 測定は痛みを伴わず、短時間で簡単に行えることが特徴です。このように、パルスオキシメーターは手軽に体の状態を知ることができる便利な機器です。 ただし、あくまでも目安となる数値を示すものであり、自己判断は危険です。 測定結果に異常を感じたら、医療機関を受診するようにしましょう。
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健康診断のすすめ

メディカルチェックとは、病気の芽を早期に見つけたり、現在の体の状態を正しく知るために行う、一般的な医学検査のことを指します。健康診断と呼ばれることも多いですが、健康診断は会社や学校で皆が一緒に受けるものを指す場合があり、個人が自分の意思で受ける場合も含めた広い意味ではメディカルチェックと呼ぶ方がより適切と言えるでしょう。 メディカルチェックには、身長や体重、血圧、視力、聴力などの基本的な検査に加えて、血液検査や尿検査、心電図、胸部X線検査などが一般的です。検査項目は、年齢や性別、過去の病歴、生活習慣、そして目的などによって異なります。例えば、糖尿病の家族歴がある方は血糖値の検査を、喫煙習慣のある方は肺機能検査を重点的に行うことがあります。 メディカルチェックを受ける最大のメリットは、自覚症状のない病気の早期発見やリスクの把握ができることです。早期に発見することで、治療が容易になるばかりでなく、重症化するリスクを減らし、健康な状態を長く保つことにも繋がります。また、検査結果に基づいて生活習慣の改善など適切なアドバイスを受けることで、病気の予防にも役立ちます。
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健康のバロメーター!便検査のススメ

- 便検査とは?私たちが毎日排泄する便は、食べた物の残りかすだけでなく、体にとって不要になったものや、腸の状態を知るための様々な情報を含んでいます。便検査とは、その名の通り、便の状態を詳しく調べる検査です。便検査では、色、形、においといった肉眼的な情報だけでなく、顕微鏡を用いた検査や、化学的な分析など、様々な方法で便を分析します。例えば、便の色がいつもと違う場合は、消化器系の病気の可能性があります。黒っぽい便は、胃や十二指腸からの出血を示唆している可能性があり、赤い便は、大腸や肛門からの出血の可能性があります。また、白っぽい便は、胆道が詰まっている可能性があります。便の形も重要な情報源です。細くて硬い便は、便秘の可能性があります。反対に、水のような便は、下痢の可能性があります。また、便に血が混じっていたり、粘液が付着していたりする場合は、炎症性腸疾患などの病気が疑われます。便のにおいも、健康状態を知る手がかりになります。通常とは異なる腐敗臭がする場合は、消化不良や腸内環境の悪化が考えられます。便検査は、これらの情報をもとに、消化器の病気や感染症の有無、腸内環境の状態などを総合的に判断する検査です。比較的簡単に実施できる検査でありながら、多くの情報を得ることができ、病気の早期発見や健康管理に役立ちます。
検査

精密検査とは:病気の早期発見のために

健康診断や人間ドックといった、広く体の状態を調べる検査をスクリーニング検査と言います。この検査は、自覚症状がない段階でも、病気の可能性を早期に見つけることを目的としています。一方で、精密検査は、スクリーニング検査で異常値が出た場合や、症状がある場合に、病気の有無をより詳しく調べるために行われます。 例えば、健康診断で血糖値が高いと指摘されたとします。これはあくまでもスクリーニング検査の結果であり、この時点では糖尿病と診断されたわけではありません。そこで、糖尿病の可能性や詳しい状態を調べるために、精密検査が必要となるのです。精密検査では、血液検査で血糖値をより詳しく調べたり、ブドウ糖を摂取した後の血糖値の変化を調べたりします。 精密検査は、スクリーニング検査よりも、特定の臓器や病気に焦点を当てた、より詳細な検査を行います。そのため、病気の診断や治療方針の決定に重要な役割を果たします。また、精密検査の結果によっては、経過観察が必要となる場合もあります。医師は、精密検査の結果に基づいて、患者さん一人ひとりに最適な治療法やアドバイスを行います。
検査

わかりやすく解説!腫瘤とは?

「腫瘤」という言葉を耳にしたことがありますか? これは、私たちの体に現れる「できもの」「こぶ」「はれもの」などを、まとめて表す言葉です。 普段、何気なく「しこり」と呼んでいるものも、医学的には腫瘤に含まれます。 重要なのは、「腫瘤」という言葉自体には、それがどのような性質のものなのか、詳しい情報が含まれていないということです。 例えば、炎症が原因でできたものなのか、腫瘍が原因でできたものなのか、また、体に害のない良性のものなのか、放置すると悪化する悪性のものなのか、といった情報は含まれていません。 つまり、原因がはっきりしない体の表面や内部の塊は、とりあえず腫瘤と呼ぶことができるのです。 腫瘤と診断された場合は、それが何によるものなのか、精密検査などを通して詳しく調べる必要があります。
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CRP値でわかる体の炎症

- CRPとはCRPは、C反応性蛋白(しーはんのうせいたんぱく)を省略した呼び方で、血液の中に存在する蛋白質の一種です。このCRPは、普段は私達の体の中にごく少量しか存在していません。しかし、体内で炎症が起こったり、組織の損傷が起こると、肝臓で作られ、血液中に放出されて急激に増加します。 CRPは、炎症や組織の損傷に反応して増加するため、体の状態を知るための重要な指標となります。例えば、風邪などの感染症、関節リウマチなどの自己免疫疾患、心筋梗塞などの病気になると、CRPの値が上昇します。検査は血液検査で行われ、採血した血液中のCRP濃度を測定します。CRPの値が上昇している場合は、炎症や組織の損傷が suspected されている可能性があり、医師は他の検査結果と合わせて、診断を行います。CRPは、病気の診断だけでなく、治療の効果判定や再発の兆候を捉えるためにも用いられます。このように、CRPは、様々な病気と関連して変化する指標であり、健康状態を把握する上で非常に重要なものです。
検査

血糖値を理解しよう:健康の鍵となる数値

- 血糖値とは私たちの体は、活動するためのエネルギー源としてブドウ糖を必要としています。 このブドウ糖は、ご飯やパン、麺類などの炭水化物を含む食品を摂取することで体内に取り込まれます。摂取された炭水化物は消化器官で分解され、ブドウ糖へと変化します。そして、ブドウ糖は血液によって全身の細胞へと運ばれていきます。この血液中に含まれるブドウ糖の濃度を示す指標が、血糖値と呼ばれるものです。血糖値は、健康状態を判断する上で重要な指標の一つです。 ブドウ糖は、体を動かすためのエネルギー源となるため、血糖値が適切な範囲に保たれていることが重要です。血糖値が低すぎると、倦怠感や意識障害などを引き起こす可能性があります。逆に、血糖値が高すぎると、のどが渇きやすくなったり、尿の量が増えたりするなど、様々な症状が現れます。また、長期間にわたって高血糖状態が続くと、糖尿病などの生活習慣病のリスクが高まる可能性も指摘されています。健康な状態を維持するためには、バランスの取れた食事や適度な運動を心がけ、血糖値を適切な範囲に保つことが重要です。
検査

体脂肪率:健康への影響とは?

- 体脂肪率とは体重計で測れる体重は、体全体の重さを表すものですが、体重の内訳である筋肉や脂肪の割合までは分かりません。そこで重要になるのが「体脂肪率」です。体脂肪率とは、体重に占める体脂肪の割合のことを指します。例えば、体重が60kgで体脂肪率が20%の人は、体重のうち12kgが体脂肪ということになります。同じ体重60kgでも、体脂肪率が10%の人と30%の人では、見た目が大きく異なるのは想像に難くないでしょう。体脂肪率を知ることで、自分の体の状態をより正確に把握することができます。筋肉量が多い人は基礎代謝が上がり、太りにくい体質になるなど、健康にも大きく関わってきます。また、体脂肪率は肥満度を表す指標としても用いられ、健康的な体作りには欠かせないものです。自分の体脂肪率を把握し、健康的な体作りに役立てましょう。
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