介助

看護技術

介護の現場で活躍するチェアインバス

- チェアインバスとは「チェアインバス」という言葉を耳にしたことはありますか? これは、身体が不自由な方や高齢者の方など、介助が必要な方のために開発された、画期的な浴槽のことです。最大の特徴は、その名の通り椅子に座ったまま入浴できる点にあります。浴槽の側面には扉が設けられており、この扉を開けて、専用のシャワーチェアごと浴槽に入ることができます。従来の浴槽のように、またぐ動作や浴槽の底に腰を下ろす動作が必要ないため、身体への負担を大きく軽減することができます。安全性が高いことも、チェアインバスの大きな魅力です。従来の浴槽では、入浴中に転倒したり、立ち上がる際にふらついたりする危険性がありました。しかし、チェアインバスでは、常に安定した姿勢を保てるため、転倒のリスクを大幅に減らすことができます。また、介助する側の負担軽減にも繋がります。椅子に座ったままの姿勢で洗髪や身体を洗うことができるため、介助者は無理な姿勢をとる必要がありません。このように、チェアインバスは、入浴という行為に不安や負担を感じている方にとって、安全で快適な入浴体験を提供してくれる、まさに夢のような浴槽と言えるでしょう。
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