ステロイド外用薬の強さ:ミディアムとは?

ステロイド外用薬の強さ:ミディアムとは?

病院での用語を教えて

先生、「ミディアム」って言葉、ステロイドの強さを表す時によく聞くんですけど、どういう意味ですか?

体の健康研究家

良い質問だね!ステロイドの強さを表す時によく使われるよね。「ミディアム」は、強さが中程度という意味なんだ。

病院での用語を教えて

中程度・・・? つまり、強すぎず弱すぎず、ってことですか?

体の健康研究家

その通り!強すぎると副作用のリスクが上がるし、弱すぎると効果が足りない。だから、症状や患部に合わせて、ちょうど良い強さのステロイドを選ぶことが大切なんだよ。

ミディアムとは。

医療や健康について使う「ミディアム」という言葉は、ステロイドを肌に塗る薬の効果の強さを表すときに使われます。ステロイドの効果は「強い」「弱い」など段階がありますが、「ミディアム」は真ん中くらいの強さを示しています。

ステロイド外用薬の種類

ステロイド外用薬の種類

湿疹やアトピー性皮膚炎など、かゆみや炎症を伴う皮膚疾患の治療に欠かせないステロイド外用薬ですが、その種類は一つではありません。ステロイド外用薬は、その効果の強さによって細かく分類されています。具体的には、弱い方から順に「弱效」「very weak」「weak」「medium」「strong」「very strong」の7段階に分けられます。
この強さの段階は、あくまでも目安として設定されたものです。なぜなら、同じ強さのステロイド外用薬であっても、軟膏やクリーム、ローションなど、剤形の違いや、顔、体、陰部など使用する部位によって、効果に違いが現れることがあるからです。
例えば、顔の皮膚は体と比べて薄いため、同じ強さのステロイドを塗った場合でも、顔の方が効果が強く現れやすい傾向があります。また、薬が浸透しやすい部位とそうでない部位によっても、効果は異なってきます。
このようにステロイド外用薬は、その種類や使い方によって効果が大きく変わる可能性があるため、自己判断で使用せず、必ず医師の指示に従って正しく使用することが大切です。

ステロイド外用薬の分類 詳細
強さ
  • 弱效
  • very weak
  • weak
  • medium
  • strong
  • very strong
剤形による効果の違い 軟膏、クリーム、ローションなど、剤形によって効果が異なる場合がある
使用部位による効果の違い 顔、体、陰部など、部位によって効果が異なる場合がある

  • 例:顔の皮膚は薄いため、体に比べて効果が強く出やすい

ミディアムの強さ

ミディアムの強さ

ミディアムは、湿疹や皮膚炎などの治療によく使われるステロイド外用薬の強さを表す言葉です。ステロイド外用薬は、その強さによっていくつかのランクに分けられますが、ミディアムはその中間に位置する強さを持っています。

一般的に、顔や首など皮膚の薄い部分はデリケートなので、副作用が出にくいように弱いランクのステロイドが処方されます。一方、体や腕、足など皮膚の厚い部分は、強い薬でも副作用が出にくいことから、強いランクのステロイドが使われることが多いです。

ミディアムはこの中間的な強さを持つため、顔以外の体、腕、足など、体の様々な部位に使用することができます。具体的には、中等度の湿疹や皮膚炎の治療に用いられることが多いです。しかし、自己判断で使用せず、必ず医師の診断と指示に従って使用することが大切です。

ステロイドの強さ 使用部位 症状
弱い 顔や首など皮膚の薄い部分 副作用が出やすいので、弱いランクのステロイドが処方される
強い 体や腕、足など皮膚の厚い部分 副作用が出にくいので、強いランクのステロイドが使用される
ミディアム 顔以外の体、腕、足など、体の様々な部位に使用可能 中等度の湿疹や皮膚炎

ミディアムのステロイド外用薬の例

ミディアムのステロイド外用薬の例

皮膚の炎症を抑えるために処方されるステロイド外用薬は、その効力の強さによって、いくつかのランクに分けられます。弱い方から順に、ウィーク、マイルド、ミディアム、ストロング、ベリーストロングの5段階に分類されます。
ミディアムに分類されるステロイド外用薬は、顔や首などの皮膚の薄い部分を除いた体の部位に、湿疹や皮膚炎、かぶれなどの症状が現れた際に、よく処方されます。具体的には、「デキサメタゾン酪酸エステルプロピオン酸エステル軟膏0.05%」「ジフルプレドネート吉草酸エステル軟膏0.05%」などが挙げられます。前者は「アンテベート軟膏」という商品名で、後者は「マイザー軟膏」などの商品名で販売されています。
これらの薬は、通常、1日に1回か2回、患部に塗布します。ステロイド外用薬は、症状に合わせて適切な強さの薬を、適切な量と回数で使用することが大切です。自己判断で使用すると、副作用のリスクが高まったり、症状が悪化したりする可能性もありますので、必ず医師の指示に従って使用してください。

ランク 効力の強さ 症状の例 使用部位 使用頻度 主な薬剤名 商品名例
ミディアム 中程度 湿疹、皮膚炎、かぶれ 顔や首などの皮膚の薄い部分を除く体の部位 1日1~2回 デキサメタゾン酪酸エステルプロピオン酸エステル軟膏0.05%
ジフルプレドネート吉草酸エステル軟膏0.05%
アンテベート軟膏
マイザー軟膏

使用上の注意点

使用上の注意点

使用上の注意点
ステロイド外用薬は、湿疹や皮膚炎などの皮膚の炎症を抑え、症状を速やかに改善する効果があります。これは、ステロイドが炎症を引き起こす物質の産生を抑え、炎症反応を抑える働きがあるためです。しかし、その効果が高い反面、副作用のリスクも伴うため注意が必要です。

特に、症状を抑える効果が高いミディアム以上の強さのステロイドを長期間にわたって使用すると、皮膚が薄くなる皮膚萎縮や、毛細血管が皮膚表面に浮き出て見えるようになる毛細血管拡張、赤ら顔などの皮膚症状が現れる可能性があります。また、使い始めは効果があったにもかかわらず、次第に効果が薄れてしまう、あるいは、使用をやめると症状が悪化するなどの現象が現れることもあります。さらに、ステロイド外用薬の使用を急に中止すると、症状がリバウンドと呼ばれる形で悪化することがあります。これは、ステロイドの使用によって抑えられていた炎症反応が、急に使用を中止することで再び活発化してしまうために起こると考えられています。

そのため、ステロイド外用薬を使用する際は、自己判断で安易に使用したり、中止したりせず、必ず医師の指示を守り、適切な量と期間で使用することが重要です。また、使用中に気になる症状が現れた場合は、自己判断で対処せず、速やかに医師に相談するようにしてください。

ステロイド外用薬 作用 注意点
種類 湿疹、皮膚炎などの炎症を抑え、症状を改善する – 長期使用は副作用のリスクあり
– 自己判断での使用・中止はNG
– 異常があれば医師に相談
効果 炎症を引き起こす物質の産生を抑え、炎症反応を抑制する – 効果が高い反面、副作用のリスクも高い
– 使用中止により症状が悪化する可能性あり
副作用 – 皮膚萎縮
– 毛細血管拡張
– 赤ら顔
– 効果の減弱
– リバウンド
– ミディアム以上の強さの場合、副作用のリスク増加
– 使用方法によっては、効果が薄れる、または悪化する可能性あり

医師との連携を

医師との連携を

湿疹やアトピー性皮膚炎などの皮膚の病気の治療によく使われるのが、ステロイド外用薬です。ステロイド外用薬は、炎症を抑え、かゆみや赤みなどの症状を和らげる効果があります。適切に使用すれば、症状を効果的に抑え、皮膚の状態を良くすることができます。しかし、その一方で、副作用のリスクも知っておく必要があります。 ステロイド外用薬は、医師の処方箋なしで購入できるものもありますが、自己判断で使用することは大変危険です。症状に合った適切な強さの薬を選ぶこと、そして、適切な量と期間を守って使用することが重要です。自己流で使用すると、皮膚が薄くなったり、毛細血管が拡張したりするなどの副作用が現れる可能性があります。また、症状が改善したように見えても、自己判断で急に使用をやめてしまうと、症状がぶり返してしまうことがあります。ステロイド外用薬を使用する際は、必ず医師の診断を受け、指示に従うようにしましょう。医師は、症状や皮膚の状態を診察し、最適な薬の種類、強さ、使用量などを判断します。また、使用中に皮膚の状態が変化したり、新たな症状が現れたりした場合には、自己判断で中止したり、量を変更したりせず、すぐに医師に相談するようにしましょう。

項目 内容
効果 炎症を抑え、かゆみや赤みなどの症状を和らげる
注意点 – 自己判断で使用せず、医師の診断・指示に従う
– 適切な強さ、量、期間を守る
– 急に使用をやめると症状がぶり返す可能性がある
– 皮膚の状態の変化や新たな症状が出たら医師に相談
副作用 皮膚の菲薄化、毛細血管拡張など

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