授乳期の不安を解消!乳腺炎の基礎知識
- 乳腺炎とは?乳腺炎は、母乳を作る器官である乳腺に炎症が起こる病気です。乳房に痛みや腫れ、熱を感じ、時には発熱を伴うこともあります。特に、赤ちゃんに母乳を与えているお母さんに多くみられます。母乳育児中のママの体では、赤ちゃんに栄養を与えるために乳腺が活発に働いています。この時、乳腺に細菌が入り込んで増殖してしまうと、乳腺炎を引き起こします。細菌は、赤ちゃんの口やママの皮膚から乳管を通って乳腺に侵入することがあります。また、乳腺内に母乳が過剰に溜まったり、乳房が圧迫されたりすることでも、細菌が繁殖しやすい環境を作ってしまいます。乳腺炎は、適切な治療を行えば完治する病気なので、必要以上に不安に思う必要はありません。しかし、症状が重い場合には、母乳を与えることが難しくなることもあります。そのため、乳腺炎の予防には、授乳の前後に手を清潔に洗う、赤ちゃんにしっかりと乳房をくわえさせる、授乳間隔を空けすぎない、乳房を締め付けない服装を心がけるなどの方法があります。また、乳房に痛みや腫れを感じたら、早めに医療機関を受診することが大切です。