HSV-1

皮膚科

よくある病気、口唇ヘルペス

- 口唇ヘルペスとは?口唇ヘルペスは、唇やその周りに小さな水ぶくれを伴う、ありふれた感染症です。原因は「単純ヘルペスウイルス1型」と呼ばれるウイルスで、多くの人が幼い頃に感染を経験します。ただし、感染しても必ずしも症状が現れるわけではなく、自覚症状がないままウイルスが体内に潜伏している場合も少なくありません。普段は眠っているウイルスですが、疲労やストレス、風邪などによって免疫力が低下すると、再び活性化してしまいます。これが、口唇ヘルペスの症状として現れるのです。具体的には、唇の周りがピリピリしたり、かゆみを伴ったりすることがあります。その後、小さな水ぶくれが集まった赤い発疹が現れ、やがてかさぶたとなって治っていきます。口唇ヘルペスは、一度感染するとウイルスが体内に潜伏し続けるため、完全に排除することはできません。しかし、症状が出ている時以外は人に感染させるリスクは低いとされています。再発を防ぐためには、普段から十分な睡眠とバランスの取れた食事を心がけ、免疫力を高めておくことが大切です。
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