尖圭コンジローマ:性感染症を知ろう
- 尖圭コンジローマとは
尖圭コンジローマは、性的な接触によって人にうつる病気の一つです。医学的には性感染症に分類され、ヒトパピローマウイルスという、非常に小さな病原体が原因で発症します。このウイルスは、種類が多く、その中でも主に6型と11型が尖圭コンジローマを引き起こします。
このウイルスが皮膚や粘膜に感染すると、良性の腫瘍、つまり、放置しても命に関わることはありませんが、自然に消えることのないいぼができます。このいぼは、尖っていて、表面がデコボコしていることが特徴で、カリフラワーのような形に見えることもあります。
尖圭コンジローマは、性器だけでなく、肛門の周りや口の中など、性的な接触のある部位であればどこにでもできる可能性があります。また、感染してから症状が出るまでの期間は、数週間から数ヶ月と、個人差が大きいことも特徴です。
尖圭コンジローマは、放置していても命に関わることはほとんどありませんが、見た目の問題や、パートナーへの感染などのリスクがあります。そのため、早期に発見し、適切な治療を受けることが大切です。