皮膚の専門医、皮膚科について
- デルマとは「デルマ」とは、皮膚科のことを指す言葉で、ドイツ語の「Dermatologie(デルマトロジー)」を語源としています。これは、皮膚の病気やその治療を専門とする医学の一分野です。皮膚は人体で最大の器官であり、体の最も外側を覆うことで、私たちを外界の様々な刺激から守ってくれる大切な役割を担っています。強い日差しや紫外線、乾燥、細菌やウイルスなどの侵入を防ぐだけでなく、体温調節や感覚器官としての役割も果たしています。このように重要な役割を持つ皮膚ですが、様々な要因によってトラブルを起こすことがあります。その原因は、細菌やウイルス、アレルギー、生活習慣、遺伝など多岐にわたります。湿疹、アトピー性皮膚炎、ニキビ、水虫、じんましん、とびひ、円形脱毛症など、その症状も実に様々です。デルマは、このような皮膚のトラブルに対して、専門的な知識と技術を用いて診断、治療を行う診療科です。皮膚科医は、皮膚の状態を観察したり、問診を行ったり、必要に応じて皮膚の一部を採取して検査するなどして、適切な診断を行います。そして、塗り薬や飲み薬、光線療法、手術など、症状や原因に応じた治療法を選択し、患者さんのQOL向上を目指します。