心臓の大きさを測る: 心胸比とは?
健康診断などで、一度は胸部レントゲン写真を撮影したことがあるのではないでしょうか?レントゲン写真に映る、肋骨や背骨などの骨は白く、心臓や血管、そして肺などの臓器は黒っぽく映ります。 医師はこのレントゲン写真を見て、心臓の形や大きさ、そして血管の太さなどを確認し、異常がないかを確認しています。
心臓は、全身に血液を送り出すポンプの役割をしています。この心臓に何らかの負担がかかると、心臓はより多くの血液を送り出そうとします。その結果、心臓の筋肉は次第に厚く、そして大きくなってしまいます。 この状態が続くと、息切れやむくみなどの症状が現れ、さらに悪化すると、心臓は血液をうまく送り出せなくなり、心臓の機能が低下してしまうのです。
レントゲン写真で心臓の大きさを確認することは、心臓病の早期発見に繋がります。健康診断などで心臓が大きいと指摘された場合は、放置せずに、医療機関を受診し、医師の診断を受けるようにしましょう。心臓病の早期発見、早期治療は、健康な生活を送る上で非常に大切です。