高度救命救急センターとは?
高度救命救急センターは、生命の危機に瀕した重篤な患者さんの命を救うための最後の砦となる、極めて専門性の高い医療機関です。
一般的な救命救急センターでは対応が難しい、より複雑で高度な治療が必要な患者さんを対象としています。例えば、広範囲の火傷を負った方や、手足の切断を余儀なくされた方、急性中毒症状に苦しむ方など、一刻を争う事態に陥っている患者さんが、日々、高度救命救急センターに運び込まれています。
高度救命救急センターには、生命維持装置や人工呼吸器、緊急手術に対応できる手術室など、最新鋭の医療設備が整っています。また、救急医療の専門医や経験豊富な看護師、薬剤師、臨床工学技士など、多岐にわたる専門知識を持った医療スタッフがチームを組み、24時間体制で患者さんの治療にあたっています。
高度救命救急センターは、地域の医療機関と連携を取りながら、患者さん一人ひとりに最適な医療を提供することで、尊い命を守る重要な役割を担っています。