食事

小児科

赤ちゃんのための食事: 離乳食について

- 離乳食とは生まれてきたばかりの赤ちゃんは、お母さんからもらった母乳やミルクだけで必要な栄養をすべて摂ることができます。しかし、生後5~6か月頃になると、身体の成長が進むにつれて、母乳やミルクだけでは必要な栄養を補いきれなくなってきます。そこで始まるのが「離乳食」です。離乳食とは、母乳やミルク以外の食べ物を少しずつ食べる練習を通して、赤ちゃんが食事から栄養を摂れるようにするための大切な準備期間と言えます。この時期に様々な食材の味や食感に慣れておくことで、将来、食べることを楽しめるようになるだけでなく、心も体も健やかに成長していくために必要な栄養をしっかりと摂ることができるようになるのです。離乳食は、赤ちゃんの発育段階に合わせて進めていくことが大切です。最初は、トロトロとした液体状の食べ物から始め、徐々に固さや形状を変えながら、食べられる食材を増やしていきます。赤ちゃんの様子を見ながら、焦らず、ゆっくりと進めていくことが、離乳食を成功させるための鍵となります。離乳食は、赤ちゃんが「食べる」ことを学び、成長していくための大切なステップです。保護者の方は、赤ちゃんのペースに合わせて、愛情を込めて離乳食を進めていきましょう。
アレルギー

知っておきたい食物アレルギー

食物アレルギーとは 食物アレルギーとは、特定の食べ物を口にした際に、本来であれば身体にとって無害なはずのその食べ物の成分に対して、免疫システムが過剰に反応してしまうことで、体に様々な不調が現れる病気です。この反応は、花粉症や喘息などと同じく、アレルギー反応の一つとされています。 食物アレルギーを引き起こす原因となる食べ物は人によって異なり、ごく少量食べただけでも症状が出てしまう場合もあれば、ある程度の量を食べないと症状が現れない場合もあります。 症状としては、じんましんや湿疹などの皮膚症状、嘔吐や下痢などの消化器症状、くしゃみや鼻水などの呼吸器症状など、実に様々です。場合によっては、意識障害や呼吸困難など、命に関わるような重篤な症状を引き起こす可能性もあり、注意が必要です。 花粉やダニなどによるアレルギーとは異なり、食物は私達が健康な身体を維持し、生きていくために必要なものです。そのため、食物アレルギーと診断された場合、日常生活において特定の食品を食事から除外しなければならないなど、生活の質に大きな影響が及ぶ可能性があります。
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