高血圧治療薬ARB:その作用機序と効果
- ARBとはARBは、アンジオテンシンII受容体拮抗薬の略称です。高血圧の治療薬として広く使われている薬の一種です。
私たちの体内では、血圧を上げる物質が常に作られており、その一つにアンジオテンシンIIというものがあります。ARBは、このアンジオテンシンIIが血管を収縮させるのを阻害することで、血管を拡張させて血圧を下げる効果があります。
ARBは、単独で処方されることもあれば、他の種類の降圧剤と組み合わせて処方されることもあります。高血圧のタイプや重症度、他の病気の有無などによって、医師が最適な薬を選択し、処方します。
ARBは、比較的副作用が少ない薬とされていますが、人によっては、空咳や胃腸の不調、低血圧などの副作用が現れることがあります。服用中に何か異常を感じた場合は、自己判断せずに、すぐに医師や薬剤師に相談することが大切です。