開腹術

外科

開腹手術:お腹を開いて治療する方法

- 開腹手術とは開腹手術とは、お腹を切開して、お腹の中の臓器を直接見て、治療する手術のことです。「お腹を開く手術」というと、体への負担が大きく、複雑な手術というイメージを持たれる方も多いかもしれません。しかし実際には、様々な病気に対して行われている手術です。例えば、虫垂炎や腸閉塞、消化管穿孔など、緊急を要する病気に対して行われる場合もあれば、腫瘍の切除など、計画的に行われる場合もあります。開腹手術は、お腹の中を直接見ることができるため、病変部を確実に確認し、治療できるという利点があります。また、内視鏡手術に比べて、複雑な手術や大規模な手術にも対応しやすいという利点もあります。かつては、お腹の手術のほとんどが開腹手術で行われていました。しかし近年では、傷口が小さく体への負担が少ない内視鏡手術が普及してきており、開腹手術を行う機会は減ってきているのも事実です。それでも、開腹手術は現在もなお、多くの患者さんの命を救い、健康を守るために重要な役割を果たしている手術です。
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