鎖骨骨折

外科

鎖骨骨折におけるクラビクルバンド

- クラビクルバンドとはクラビクルバンドは、鎖骨が骨折してしまった際に、手術を行わずに骨がくっつくのを促すために用いる医療用の装具です。特に鎖骨の中央部分である鎖骨骨幹部骨折に効果を発揮します。鎖骨骨折が起こると、骨が本来の位置からずれてしまうことがあります。クラビクルバンドは、このずれた鎖骨を正しい位置に安定させることで、肩甲骨が不自然に出っ張ったり、鎖骨が短くなってしまったりするのを防ぎます。 また、鎖骨への負担を軽減することで、骨がスムーズに、かつ正常な形でくっつくようにサポートします。装着方法は、まず背中にあたる部分からベルトを伸ばし、肩と脇の下を通します。そして、背中でベルトを固定します。こうすることで、まるで胸を張っているような状態になり、鎖骨への負担を軽減することができるのです。 クラビクルバンドは、骨折した鎖骨を適切な位置に固定し、身体への負担を軽減することで、日常生活における不便さを和らげながら、自然治癒を促すための有効な手段と言えるでしょう。
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