身近に潜む鉄不足: 鉄欠乏性貧血とは
- 鉄欠乏性貧血とは?鉄欠乏性貧血とは、体の中に鉄分が不足することによって起こる貧血です。 貧血とは、血液中の赤い色素であるヘモグロビンが減ってしまう状態を指します。 ヘモグロビンは、体中に酸素を運ぶ役割を担っています。 鉄は、このヘモグロビンを作るために必要不可欠な成分です。 体内の鉄分が不足すると、ヘモグロビンが十分に作られなくなり、その結果、酸素を全身に効率よく運ぶことができなくなってしまいます。 鉄欠乏性貧血になると、以下のような症状が現れることがあります。* 顔色が青白い* 疲れやすい* 動悸がする* めまいがする* 頭痛がする* 食欲不振* 爪が割れやすい、スプーン状になる鉄欠乏性貧血は、特に成長期のお子さんや妊娠中の女性に多く見られます。 また、月経のある女性は、月経のたびに血液とともに鉄分も失われるため、鉄欠乏性貧血になりやすいと言われています。鉄欠乏性貧血と診断された場合は、鉄剤の内服や食事療法によって治療を行います。 鉄分を多く含む食品としては、レバーやほうれん草、ひじきなどが挙げられます。