大腸ポリープとは?
- 大腸ポリープの定義大腸ポリープとは、大腸の粘膜から内側に向かって異常増殖した組織のことを指します。その形状は、ちょうど腸の内側にきのこが生えたような姿をしており、大きさも数ミリ程度のものから数センチに及ぶものまで様々です。大腸ポリープは、初期段階では自覚症状がほとんどないことが特徴です。そのため、健康診断や人間ドックなどで偶然発見されるケースが多く見られます。しかし、ポリープが大きくなると、下血や腹痛、便秘などの症状が現れることがあります。また、ごく稀にですが、ポリープが腸を塞いでしまい、腸閉塞を引き起こす可能性もあります。大腸ポリープは、良性と悪性に分類されます。一般的に、ポリープが小さい場合は良性であることが多く、経過観察が行われます。しかし、ポリープが大きい場合や、特定の種類のポリープは、将来的に大腸がんに進行する可能性もあるため、注意が必要です。大腸ポリープの予防には、バランスの取れた食事、適度な運動、禁煙などが有効とされています。また、定期的な検査を受けることで、早期発見・早期治療にも繋がります。