足の病気

外科

変形した足の親指:外反母趾について

- 外反母趾とは足の親指が小指の方へ曲がってしまう、つまり足の親指が体の外側へ向かって曲がってしまうことを外反母趾と呼びます。この変形は、親指の向きが変わるだけでなく、足の構造全体に影響を及ぼし、様々な症状が現れる原因となります。外反母趾になると、見た目に変化が生じるだけでなく、歩行時に痛みが生じたり、足に疲れを感じやすくなったりします。また、症状が悪化すると、膝や腰に負担がかかり、日常生活に支障をきたす場合もあります。外反母趾は、足の指の付け根にある関節が変形することで起こります。この関節は、足の親指が適切な方向に曲がるのを助ける役割を担っていますが、靴による圧迫や遺伝などの要因により、関節に負担がかかり続けると変形してしまうのです。外反母趾の初期症状としては、足の親指の付け根の出っ張りが挙げられます。また、足の親指が人差し指の方へ曲がっていく、靴を履くと足の親指の付け根が痛む、などの症状が現れることもあります。外反母趾は進行性の病気であるため、早期に発見し、適切な治療を受けることが大切です。症状が軽い場合は、ストレッチや足に合った靴選びなどのセルフケアである程度改善できる可能性があります。しかし、症状が進行している場合は、手術が必要となるケースもあります。外反母趾は、日常生活に大きな影響を及ぼす可能性のある病気です。足の痛みや変形を感じたら、早めに医療機関を受診しましょう。
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