ホジキンリンパ腫:その概要と特徴
- ホジキンリンパ腫とはホジキンリンパ腫は、血液のがんである悪性リンパ腫の一種です。悪性リンパ腫は、私たちの体を病原体から守る免疫システムの一部であるリンパ系に発生するがんです。リンパ系は、全身に張り巡らされたネットワークのようなもので、リンパ節、脾臓、骨髄など、様々な臓器が含まれています。
リンパ系では、リンパ球と呼ばれる白血球が、体内に侵入してきた細菌やウイルスなどの病原体と戦っています。このリンパ球が、何らかの原因でがん化してしまうことで、悪性リンパ腫が発生します。
悪性リンパ腫には、大きく分けてホジキンリンパ腫と非ホジキンリンパ腫の二つがあります。ホジキンリンパ腫は、悪性リンパ腫の中でも比較的まれなタイプですが、10代後半から20代前半と、50歳以降に発症のピークがあるという特徴があります。
ホジキンリンパ腫は、早期に発見し、適切な治療を行うことで治癒が期待できる病気です。気になる症状がある場合は、早めに医療機関を受診しましょう。