アネロイド式血圧計:仕組みと特徴
- アネロイド式血圧計とはアネロイド式血圧計は、家庭や病院などで広く使われている血圧を測るための器具です。水銀を使わないため、安全で扱いやすいという利点があります。
測定の際には、腕にカフと呼ばれる帯状の袋を巻き付けます。このカフに空気を送り込むことで、腕の動脈を圧迫します。そして、聴診器を用いて、圧迫された状態から徐々に空気を抜いていく際に聞こえる血管音の変化を聞き取ります。
血管音の変化は、文字盤の針の動きと連動しており、音が初めて聞こえた時が最高血圧、音が消えた時が最低血圧を示します。
アネロイド式血圧計は、聴診器を用いた聴診による測定が必要なため、ある程度の訓練や経験が必要です。しかし、正確に使用することで、家庭でも手軽に血圧を把握することができます。