皮膚の色の変化、白斑とは?
- 白斑の概要白斑は、皮膚の色が抜け落ちてしまう病気です。皮膚の色を作る細胞であるメラノサイトが壊れてしまうために、皮膚の一部が白く変化します。 白斑は、体のどこにでもできる可能性があり、顔、手、足、唇、性器、肛門の周りなどに多く見られます。白斑の原因は、まだ完全には解明されていません。しかし、免疫の異常によって、自分の体の細胞を攻撃してしまう自己免疫疾患の一種だと考えられています。 遺伝やストレス、紫外線、皮膚への刺激などが、白斑の発症に関与している可能性も指摘されています。白斑は、命に関わる病気ではありませんが、見た目の変化によって精神的なストレスを感じてしまうことがあります。 治療法としては、ステロイド外用薬や紫外線療法など、メラノサイトを活性化させる方法や、正常な皮膚の色素を薄くする脱色療法などがあります。 また、白斑を隠すために、ファンデーションなどの化粧品を使用することもできます。白斑は、完治する人もいれば、症状が長引いたり、再発したりする人もいます。 白斑の治療は、根気が必要となる場合もありますが、医師と相談しながら、自分に合った治療法を見つけていくことが大切です。