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ADL:生活の基盤となる動作

- ADLとはADLは「Activities of Daily Living」の頭文字を取った言葉で、日本語では「日常生活動作」と訳されます。人が毎日を健康に、そして自分の力で生きていくために必要な、基本的な動作のことを指します。食事や排泄、着替えや移動など、普段何気なく行っている行動も、実はADLとして体系的に分類されているのです。 ADLは大きく分けて、食事、排泄、整容、更衣、移動、入浴の6つに分類されます。 食事は食べ物を口に運び、噛んで飲み込むまでの一連の動作、排泄はトイレに行って用を足す動作を指します。整容は、髪を梳いたり、顔を洗ったり、歯を磨いたりといった身だしなみを整える動作、更衣は服を着たり脱いだりする動作を指します。移動は、寝返りを打ったり、歩いたり、車椅子を使って移動したりといった動作が含まれます。そして入浴は、浴槽に入ったり出たり、体を洗ったりする動作を指します。 これらの動作は、私たちが人間らしく、社会生活を送る上で欠かせないものです。ADLがスムーズに行えることは、生活の質を維持するだけでなく、心の健康にも大きく関わってきます。しかし、病気や怪我、加齢などによって、ADLが困難になることがあります。そのような場合は、周囲の人の助けを借りながら、可能な範囲でADLを維持していくことが大切です。
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日常生活動作(ADL)とは?

- ADLとは日常生活動作(ADL)とは、私たちが毎日当たり前のように行っている基本的な動作のことです。具体的には、食事、着替え、トイレ、入浴などがあげられます。これらの動作は、健康な状態であれば無意識のうちに行うことができます。しかし、病気や怪我、加齢などが原因で、これらの動作が難しくなることがあります。このような状態を「ADLの低下」と呼びます。ADLは、大きく分けて2つの種類に分けられます。「基本動作」と「手段的日常生活動作」です。* 基本動作食事、着替え、トイレ、入浴、移動、整容など、生命維持に直接関わる動作です。* 手段的日常生活動作(IADL)炊事、洗濯、掃除、買い物、電話、金銭管理、服薬管理など、日常生活を維持するために必要な、より複雑な動作です。ADLが低下すると、日常生活に支障をきたすだけでなく、精神的なストレスや、運動不足による体力低下、閉じこもりなどの問題が生じる可能性もあります。そのため、ADLの維持・改善は、健康的な生活を送る上で非常に重要です。ADLの評価は、本人や家族からの聞き取り、または実際に動作を観察することによって行われます。評価結果に基づいて、適切なリハビリテーションや介護サービスを受けることで、ADLの維持・改善を目指します。
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