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胆石の治療に!ラパコレってどんな手術?

- ラパコレとはラパコレとは、正式には腹腔鏡下胆嚢摘出術と言い、お腹を切らずに胆嚢を摘出する手術のことです。胆嚢は、肝臓の下にぶら下がっている小さな袋状の臓器です。肝臓で作られた胆汁を一時的に蓄え、濃縮して、食べ物が十二指腸に送られてくると胆汁を送り出す役割を担っています。しかし、胆石症などで胆嚢に炎症が起こったり、胆嚢の機能が低下したりすると、腹痛や発熱などの症状が現れることがあります。このような場合には、胆嚢を摘出する手術が必要となります。従来の開腹手術では、お腹を大きく切開して胆嚢を摘出していました。一方、ラパコレでは、お腹に小さな穴を数カ所開け、そこから内視鏡や手術器具を挿入して胆嚢を摘出します。内視鏡にはカメラが付いているため、術者はモニターを見ながら手術を行うことができます。ラパコレは、開腹手術に比べて傷が小さく、術後の痛みが少ないというメリットがあります。また、入院期間も短く、日常生活への復帰も早いという利点があります。そのため、現在では胆嚢摘出手術の多くがラパコレで行われています。
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沈黙の石?胆石について解説

- 胆汁の結晶化 胆汁は、肝臓でつくられ、脂肪の消化を助ける液体です。通常はサラサラとしていますが、成分のバランスが崩れると、結晶が生じてしまいます。この結晶が成長すると、やがて石のように固くなり、胆石と呼ばれます。 胆汁に含まれる成分のうち、結晶化しやすいものとして、コレステロールとビリルビンが挙げられます。コレステロールは脂肪の一種で、細胞膜やホルモンの材料となる重要な物質ですが、胆汁中に過剰に存在すると結晶化しやすくなります。また、ビリルビンは赤血球が壊れる際に生じる色素で、通常は胆汁とともに体外へ排出されますが、何らかの原因で胆汁中の濃度が高くなると、結晶化しやすくなることがあります。 胆石は、胆のうや胆管に発生することが多く、その大きさや数も様々です。小さな結晶のうちは自覚症状がない場合もありますが、結石が大きくなると、胆のうや胆管を詰まらせ、激しい腹痛や吐き気などを引き起こすことがあります。さらに、結石が胆管に詰まった状態が続くと、胆汁の流れが滞り、黄疸などの症状が現れることもあります。 胆石は、食生活の欧米化や運動不足などが原因で増加傾向にあり、近年では、比較的若い世代での発症も増えています。胆石を予防するためには、バランスの取れた食事や適度な運動など、健康的な生活習慣を心がけることが大切です。
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