肺合併症

呼吸器

呼吸訓練器具:手術後の回復を助ける

- 呼吸訓練器具とは呼吸訓練器具とは、その名の通り呼吸の訓練を助けるための器具です。呼吸筋訓練器や呼吸練習器と呼ばれることもあり、手術後の患者さんを中心に、呼吸機能の維持または向上を目的として使用されます。人間の体には、呼吸をするために働く筋肉である呼吸筋が存在します。呼吸筋は、肺に空気を取り込んだり、肺から空気を出したりする動きを助ける役割を担っています。しかし、手術後、特に肺の手術後などは、この呼吸筋が弱くなり、呼吸機能が低下しやすくなってしまいます。呼吸訓練器具を使用することで、低下した呼吸筋を鍛え、呼吸機能の回復を促すことが期待できます。具体的には、器具を使って息を吸ったり吐いたりすることで、呼吸筋に負荷をかけ、筋力を強化していきます。呼吸訓練器具にはいくつかの種類があり、患者さんの状態や目的に合わせて適切な器具が選択されます。呼吸訓練は、肺炎などの合併症の予防にもつながるため、医師や理学療法士などの指導のもと、正しく行うことが重要です。
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