耳鼻科って何科?
耳鼻咽喉科、あるいは略して耳鼻科は、頭から首にかけての領域にある感覚器官や呼吸、嚥下に関わる器官の病気を専門的に扱う診療科です。具体的には、耳、鼻、喉といった器官が対象となります。
耳鼻科が扱う範囲は多岐に渡ります。聴覚を司る耳の病気としては、中耳炎や外耳炎といった炎症、難聴や耳鳴り、めまいなどが挙げられます。また、鼻の病気としては、アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎、鼻出血などがあります。さらに、喉の病気としては、扁桃炎や咽頭炎、声帯ポリープなどが代表的です。
これらの病気に対して、耳鼻科では薬物療法や手術療法など、様々な治療法を駆使して患者さんの治療にあたります。また、聴力検査や内視鏡検査など、専門的な検査を通して病気の診断を行います。
近年では、睡眠時無呼吸症候群や顔面神経麻痺、頭頸部腫瘍など、耳鼻科が扱う病気の範囲は広がりを見せています。耳、鼻、喉に違和感を感じたら、早めに耳鼻科を受診することが大切です。