組織間液

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浮腫:むくみの正体

- 浮腫とは浮腫(ふしゅ)は、体の組織と組織の間に、通常よりも多くの水分が溜まってしまう状態のことです。一般的には「むくみ」として知られており、誰しも一度は経験したことがあるのではないでしょうか。指で押すと皮膚がへこみ、しばらくしてから元に戻るのが特徴です。むくみが生じる原因はさまざまです。長時間立ったままでいたり、同じ姿勢を長時間続けたりすることで、足の静脈に血液が滞り、水分が血管の外にしみ出してしまい、むくみが生じることがあります。これを一過性のむくみといい、多くの場合、危険性はありません。一方、病気のサインとしてむくみが現れることもあります。心臓、腎臓、肝臓などの病気が原因で、体内の水分調節機能がうまく働かなくなることで、むくみが生じやすくなります。このような場合は、むくみ以外にも、息切れやだるさ、尿量の減少などの症状が現れることもあります。また、女性ホルモンの影響で、月経前や妊娠中にむくみやすくなることがあります。むくみが気になる場合は、自己判断せずに、医療機関を受診し、医師の診察を受けるようにしましょう。特に、むくみだけでなく、他の症状も伴う場合は注意が必要です。
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