細胞外液

その他

知られざる体内の空間:サードスペース

私たちの体は、成人でおよそ60%が水分で構成されており、この水分は、細胞内液、血管内液、間質液という大きく3つの空間に分かれています。 まず、細胞内液は、体内の細胞一つひとつの内部に存在する液体のことを指します。細胞は、私たちが生きていくために必要な様々な活動を日々行っていますが、細胞内液はこれらの活動の場として重要な役割を担っています。 次に、血管内液は、血液の液体成分である血漿のことを指し、血管の中を流れています。血管内液は、酸素や栄養素を全身の細胞に運び、逆に細胞から二酸化炭素や老廃物を運び出すという重要な役割を担っています。 最後に、間質液は、細胞と細胞の間を満たしている液体のことを指します。細胞は間質液から酸素や栄養素を受け取り、老廃物や二酸化炭素を排出しています。間質液は、細胞と血管内液との橋渡し的存在として重要な役割を担っています。 このように、私たちの体内の水分は、3つの空間に分かれて存在し、それぞれが重要な役割を担っています。これらのバランスが保たれることで、私たちは健康な状態を維持することができます。

生命を支える電解質:ナトリウムの役割

- ナトリウムとはナトリウムは、私たちの体が正しく機能するために欠かせないミネラルの一つです。 私たちの体は、約60兆個もの細胞が集まってできていますが、ナトリウムは、細胞の内側と外側の水分量のバランスを調整する役割を担っています。ナトリウムは、普段私たちが口にする食品に含まれており、食事から体に取り込まれます。 そして、体内の水分量を調節するだけでなく、神経の情報伝達をスムーズに行ったり、筋肉の収縮を助けるなど、生命維持に欠かせない様々な働きをしています。 体内のナトリウム量が過剰になると、腎臓が尿として排出して、常に一定の濃度に保とうとします。 ナトリウムは健康を維持するために重要な役割を担っていますが、摂り過ぎは高血圧のリスクを高める可能性があるため、注意が必要です。 バランスの取れた食生活を心がけ、ナトリウムを適切に摂取することが大切です。
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