篩骨洞

耳鼻科

副鼻腔:鼻の中の隠れた空間

- 副鼻腔とは私たちの顔の骨の中は、空洞で満たされている部分があり、これを副鼻腔と呼びます。副鼻腔は、鼻の奥にある鼻腔と呼ばれる空間に隣接しており、小さな通路で繋がっています。そのため、私たちが呼吸をする際、空気は鼻腔だけでなく、これらの副鼻腔も通過します。副鼻腔は、顔の骨の中に作られた小さな部屋のようなもので、全部で4種類あります。 まず、目の周りに広がる前頭洞は、額の骨の中に位置しています。次に、頬骨の奥にある上顎洞は、副鼻腔の中で最も大きく、その大きさは親指の先ほどもあります。そして、鼻腔の奥の上の方に位置する篩骨洞は、いくつもの小さな空洞が集まった構造をしています。最後に、頭蓋骨の奥深くにある蝶形骨洞は、副鼻腔の中で最も奥に位置しています。 これらの副鼻腔は、鼻腔と共に、吸い込んだ空気を温めたり、湿らせたりする役割を担っています。また、顔面の骨を軽くすることで、頭部の重量を軽減する役割も担っています。さらに、音声を共鳴させて、声質を豊かにする役割も担っています。副鼻腔は、私たちが健康な状態を保つために、重要な役割を担っています。
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