皮膚病

皮膚科

よくある皮膚の病気:湿疹について

- 湿疹とは湿疹とは、皮膚に炎症が起こることで、かゆみ、赤み、小さなブツブツなどの症状が現れる病気です。かゆみは非常に強く、我慢できないほどになることもあります。そのため、患部を掻いてしまい、症状が悪化してしまうことも少なくありません。湿疹は、皮膚科で非常によく見られる病気であり、皮膚科を受診する患者さんの3人に1人は湿疹であるという報告もあります。一般的には「皮膚炎」とも呼ばれており、老若男女問わず発症する可能性があります。 湿疹の原因は、一つに特定することは難しく、様々な要因が考えられています。アレルギー体質やアトピー素因などが関係している場合や、ダニやハウスダスト、花粉などのアレルゲンへの接触、汗や乾燥、ストレス、衣類や化粧品による刺激などが原因となる場合もあります。また、特定の食べ物や飲み物が症状を悪化させることもあります。 湿疹の治療は、ステロイド外用薬を使用することが一般的です。ステロイド外用薬は炎症を抑え、かゆみや赤みを鎮める効果があります。症状が重い場合には、内服薬や注射薬を使用することもあります。また、保湿剤を使用することで、皮膚のバリア機能を高め、症状の悪化を防ぐことも大切です。 湿疹は、慢性化しやすい病気ですが、適切な治療とスキンケアを行うことで、症状をコントロールすることができます。気になる症状がある場合は、自己判断せずに、医療機関を受診し、医師の診断を受けるようにしましょう。
PAGE TOP