よくある子どもの皮膚トラブル:水いぼ
- 水いぼってどんな病気?水いぼは、正式には伝染性軟属腫と呼ばれる、ウイルスが原因で起こるありふれた皮膚の感染症です。特に、免疫力が十分に発達していない幼児や子供によく見られます。このウイルスは、目に見えないほど小さな皮膚の傷口から体の中に入り込み、皮膚の表面近くで増殖します。そして、光沢のある、少し硬い小さな膨らみを作ります。これが水いぼです。水いぼは、まるで水を含んでいるように見えることからこの名前がつきましたが、実際には内部はウイルスが増殖した細胞の塊です。水いぼは、通常痛みやかゆみなどの症状はほとんどありません。しかし、見た目が気になる場合や、衣類などとの摩擦で症状が悪化する場合があります。また、掻きむしってしまうことで、ウイルスが周囲の皮膚や、他の人にうつってしまう可能性もあります。