甲状腺機能低下症

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甲状腺機能低下症:知っておきたい体のサイン

- 甲状腺機能低下症とは甲状腺機能低下症は、体の代謝に重要な役割を果たす甲状腺ホルモンの分泌量が低下することで起こる病気です。 甲状腺ホルモンは、体のエネルギーを作り出して消費する働きである代謝に大きく関わっています。このホルモンは、まるで体全体のエンジンオイルのようなもので、円滑な体の機能維持に欠かせません。しかし、何らかの原因で甲状腺ホルモンの分泌量が低下すると、体全体のエンジンがスムーズに動かなくなり、様々な不調が現れます。 具体的には、疲れやすさ、寒がり、体重増加、便秘、皮膚の乾燥、むくみ、思考力や集中力の低下など、多岐にわたる症状が現れることがあります。甲状腺機能低下症は、男女問わず、あらゆる年齢層で発症する可能性があります。 特に女性や高齢者に多くみられる傾向があります。 また、自己免疫疾患や甲状腺の手術などが原因で発症することもあります。甲状腺機能低下症は、適切な治療を行えば、症状を改善し、日常生活に支障なく過ごせるようになる場合がほとんどです。 気になる症状がある場合は、早めに医療機関を受診し、検査を受けるようにしましょう。
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知っておきたい橋本病:その症状と治療法

- 橋本病とは橋本病は、本来体を守るはずの免疫の働きが誤って自分の甲状腺を攻撃してしまう自己免疫疾患の一つです。この攻撃によって甲状腺に慢性的な炎症が起こり、甲状腺ホルモンの分泌量が低下します。この状態を慢性甲状腺炎とも呼びます。甲状腺ホルモンは体の代謝を調整する重要な役割を担っているため、分泌量が低下すると、全身に様々な影響が現れます。 橋本病は、甲状腺ホルモンの分泌が低下する病気である甲状腺機能低下症の主な原因の一つとして知られています。日本では、比較的患者数の多い病気であり、特に女性に多く見られます。年齢層としては、30代から50代にかけて発症するケースが多い傾向にあります。 橋本病は初期段階では自覚症状が現れにくいという特徴があります。そのため、健康診断などで甲状腺ホルモンの値に異常が見つかり、初めて橋本病と診断されるケースも少なくありません。病状が進行すると、疲労感や倦怠感、体重増加、むくみ、寒がり、便秘、皮膚の乾燥、髪質の変化、月経不順などの症状が現れるようになります。 橋本病は完治が難しい病気ですが、適切な治療を行うことで症状を抑え、日常生活に支障が出ないようにコントロールすることができます。
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