甲状腺ホルモンが過剰になると?甲状腺機能亢進症を解説
- 甲状腺機能亢進症とは甲状腺機能亢進症は、甲状腺という蝶ネクタイのような形をした器官から分泌されるホルモン(甲状腺ホルモン)が必要以上に分泌されてしまう病気です。このホルモンは、体の代謝を調整する重要な役割を担っており、過剰に分泌されると、全身の臓器の働きが活発になりすぎてしまいます。その結果、心臓がドキドキしたり、息が切れやすくなったり、汗をかきやすくなるといった症状が現れます。また、体重が減ったり、食欲が増進したりする一方で、常に疲れていたり、イライラしやすくなるといった症状が現れることもあります。症状は人によって異なり、症状が軽い場合は、日常生活に支障がないため、自分が甲状腺機能亢進症であることに気づかないこともあります。しかし、放置すると、動悸や息切れがひどくなったり、体重減少が進むことがあります。さらに、重症化すると、心臓に負担がかかり、心不全などを引き起こす可能性もあります。そのため、気になる症状がある場合は、早めに医療機関を受診し、適切な検査と治療を受けることが大切です。