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LDRで快適なお産を

LDRとは、「陣痛」「分娩」「回復」を意味する英語の頭文字を取った言葉で、陣痛が始まってから赤ちゃんを産み、その後体調が回復するまでを同じ部屋で過ごせるシステムのことです。LDR室以外にも、陣痛分娩室や居室型分娩室など、様々な呼び方があります。\従来の分娩では、妊婦さんは陣痛が始まるとまず陣痛室に移動し、その後、赤ちゃんの頭が出てくる直前になると分娩室に移動して出産していました。そして、出産後には再び別の部屋に移って安静にする必要がありました。つまり、妊婦さんはお産の間、何度も移動しなければなりませんでした。しかし、LDRではこれらの移動がなく、一つの個室で陣痛から分娩、産後の回復まで、すべてのプロセスを終えることができます。 \LDRは、妊婦さんにとって肉体的にも精神的にも負担の少ないお産を実現する上で、大きなメリットがあるシステムと言えるでしょう。
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命の源泉、母乳の奇跡

- 母乳とは 母親の乳腺から分泌される、生まれたばかりの赤ちゃんにとって欠かせない栄養源となる飲み物です。生まれたばかりの赤ちゃんに必要な栄養素が全て含まれており、赤ちゃんが健康的に成長し、発達していくために欠かせないものと言えるでしょう。 色は乳白色をしていて、少しとろみがあります。赤ちゃんがお腹の中で母親と繋がっていたときの名残であるへその緒が切れた後、母親から赤ちゃんへ最初に与えられる贈り物とも言われています。 母乳には、赤ちゃんの成長段階に合わせて、必要な栄養素が最適なバランスで含まれています。生まれて間もない時期の母乳は、特に免疫物質や抗体が多く含まれており、感染症から赤ちゃんを守る役割も担っています。 また、母乳には赤ちゃんの脳の発達を促す成分も含まれており、赤ちゃんの知能の発達にも良い影響を与えると考えられています。さらに、母乳を与えることで母親の体内ホルモンの分泌が促され、産後の身体の回復を助ける効果も期待できます。 このように、母乳には人工的に作られたミルクでは決して真似できない、様々な効能が秘められています。母乳は、まさに自然からの恵みであり、赤ちゃんへの最高のプレゼントと言えるでしょう。
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命の奇跡:妊娠について

妊娠とは、新しい命が女性の体内で誕生し、成長していくまでの過程を指し、神秘的で驚異に満ちたものです。 妊娠は、女性の卵巣から排卵された卵子と、男性から射出された精子が卵管で出会い、受精が成立することから始まります。この受精によってできた受精卵は、ひとつの細胞ですが、母親の体内で細胞分裂を繰り返しながら、卵管を通って子宮へと移動します。 子宮に到達した受精卵は、子宮内膜と呼ばれる子宮の内側に着床します。この着床が完了した時が、医学的に妊娠が成立したとみなされる瞬間です。 着床後、受精卵は胎児へと成長を始めます。子宮内膜は胎児の成長に必要な栄養や酸素を供給する胎盤へと変化し、母親と胎児を繋ぐ重要な役割を担います。 妊娠期間は約40週で、その間、胎児は母親の体内で急速に成長を遂げます。そして、出産というプロセスを経て、新しい命がこの世に誕生するのです。
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