タンポンの基礎知識
- タンポンとは?タンポンは、生理中に膣内に挿入して使用する生理用品です。 ナプキンと同じく、経血を吸収する役割を担いますが、体の中に挿入して使う点が異なります。主な素材は、綿やレーヨンなどの吸収性に優れた素材を圧縮して作られています。形は円筒形で、タンポンの下部には紐が付いており、使用後にはこの紐をゆっくりと引っ張ることで取り出すことができます。タンポンは、ナプキンと比べて、運動や水泳などの活動的な場面でも、経血漏れを心配することなく快適に過ごせるという利点があります。また、ナプキンよりもコンパクトで、持ち運びにも便利です。さらに、体内に挿入するため、蒸れやニオイが気になるという方にも適しています。しかし、タンポンを使用する際には、いくつかの注意点があります。まず、使用前に必ず手を清潔に洗い、説明書をよく読んでから使用するようにしましょう。また、タンポンは長時間使用すると、細菌感染のリスクが高まる可能性がありますので、こまめに交換することが大切です。交換の目安は、経血量にもよりますが、4〜8時間ごとと言われています。さらに、まれに、トキシックショック症候群(TSS)という重篤な病気を引き起こす可能性があります。TSSは、タンポンを長時間使用することによって、黄色ブドウ球菌が増殖し、毒素が産生されることによって引き起こされます。発熱、発疹、吐き気などの症状が出た場合は、すぐにタンポンの使用を中止し、医療機関を受診してください。