生理

産婦人科

意外と知らない?排卵痛の症状と原因

- 排卵痛とは排卵痛とは、月経周期の中頃に起こる下腹部の痛みのことを指します。これは、卵巣から卵子が飛び出す際に、周囲の組織を刺激したり、卵子が飛び出す時に卵巣から少量の血液や体液が出ることで、痛みが生じると考えられています。痛みの感じ方には個人差があり、チクチクとした軽い痛みで済む人もいれば、鈍い痛みや締め付けられるような強い痛みを感じる人もいます。痛みの強さも、軽い痛みから日常生活に支障が出るほどの強い痛みまで様々です。痛みの持続時間にもばらつきがあり、数時間から半日程度で治まる場合が多いですが、中には数日間続く人もいます。痛みを感じる場所は、左右どちらかの下腹部が多いのが特徴です。これは、排卵が左右の卵巣で交互に行われるために起こります。つまり、右の卵巣から排卵があれば右下腹部、左の卵巣から排卵があれば左下腹部に痛みが生じます。排卵痛は多くの場合、特に心配する必要のない生理現象の一つですが、あまりにも痛みが強い場合や日常生活に支障が出る場合は、自己判断せずに医療機関を受診するようにしてください。
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