夏の悩み、あせもについて
あせもは、一般的に「あせも」と呼ばれる皮膚の炎症です。医学的には「汗疹(かんしん)」と言い、汗の出口となる管である汗管が何らかの理由で詰まってしまい、皮膚の中に汗が溜まってしまうことで炎症を引き起こします。
高温多湿の環境は汗をかきやすく、汗管が詰まりやすくなるため、あせもは特に夏場に多く見られます。
あせもは、乳幼児から大人まで、年齢に関係なく誰でも発症する可能性があります。しかし、乳幼児は大人に比べて汗腺の密度が高く、体温調節機能も未熟なため、あせもができやすい傾向にあります。また、肥満体型の人や、汗をかきやすい体質の人も、あせもができやすいと言われています。
あせもは、適切なケアを行えば、通常は数日で症状が改善します。しかし、症状が悪化したり、なかなか治らない場合は、皮膚科専門医を受診するようにしましょう。