検診

検査

乳がん検診の要:マンモグラフィ

- マンモグラフィとはマンモグラフィは、乳房を専門に撮影するために開発されたレントゲン装置を用いて、乳房内部の様子を画像化する検査です。乳房を圧迫板と呼ばれる板で挟んで薄く伸ばした状態で撮影することで、より鮮明な画像を得ることができ、微細な病変の見逃しを防ぎます。 マンモグラフィは、触診では感じ取れないような早期の乳がんの発見に非常に有効な検査として知られています。具体的には、乳がんの初期段階で見られることの多い、小さなしこりや石灰化と呼ばれる乳腺組織内のカルシウム沈着を画像で確認することができます。 早期の乳がんは、自覚症状が現れない場合も少なくありません。マンモグラフィを受けることで、自覚症状が出る前にがんを発見し、早期に治療を開始できる可能性が高まります。早期発見・早期治療は、乳がんの治療成績向上に大きく貢献するため、マンモグラフィは世界中で広く実施されています。 ただし、マンモグラフィは乳腺組織の重なりによって病変が見えにくくなる場合があり、乳がんを全て発見できるわけではありません。また、ごく稀に撮影時の痛みを伴う場合があります。検査を受ける際は、事前に医師から検査のメリットとデメリットについて説明を受けるようにしましょう。
産婦人科

子宮頸がん予防のススメ:スメア検査のススメ

- スメア検査とはスメア検査は、子宮の入り口付近にある子宮頸部という部分を綿棒で軽くこすり、細胞を採取する検査です。採取した細胞を顕微鏡で観察することで、がん細胞や、将来がん化する可能性のある細胞の変化がないかを調べます。子宮頸がんは、初期にはほとんど自覚症状がありません。そのため、自覚症状がない段階でがんを発見するために、スメア検査が重要な役割を果たします。早期発見であれば、子宮の温存手術など、体に負担の少ない治療法を選択できる可能性が高まります。20歳以上の女性は、2年に1度、子宮頸がん検診を受けることが推奨されています。子宮頸がんは、若い世代でも発症する可能性があるがんです。定期的な受診を心がけ、早期発見・早期治療に努めましょう。ただし、スメア検査は子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)の感染をすべて検出できるわけではありません。また、検査結果が陰性であっても、必ずしも子宮頸がんではないとは言い切れません。そのため、気になる症状がある場合は、検査結果にかかわらず、医療機関を受診することが大切です。
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