意識障害の一つ:嗜眠とは
- 嗜眠とは何か
「嗜眠」とは、医学の世界で「意識障害」の程度を表す言葉の一つです。では、意識障害とはどのような状態を指すのでしょうか。簡単に言うと、意識がはっきりしない状態のことを指します。
この意識障害には、軽いものから重いものまで様々な段階があります。その中で、「嗜眠」は意識レベルが低下し、周囲からの刺激に対して反応が鈍くなっている状態を指します。
例えば、あなたは電車に乗っている時に、うとうとしてしまった経験はありませんか? そのような、普段よりも眠気が強く、周囲から話しかけられても反応が遅かったり、刺激がない状態では眠り続けてしまうような状態が、「嗜眠」と呼ばれる状態です。
嗜眠は、病気のサインとして現れることがあります。例えば、風邪をひいた時や、熱がある時などに、体がだるく、眠気が強くなることがありますよね。このような場合にも、「嗜眠」がみられることがあります。
ただし、「嗜眠」は病気の初期症状として現れることもあれば、深刻な病気のサインであることもあります。そのため、もしも「いつもより眠気が強い」「周りの人に「ぼーっとしている」と指摘された」などの経験があり、気になる場合は、早めに医療機関を受診するようにしましょう。