OJTで学ぶということ
- OJTとはOJT(オージェイティー)とは、「On the Job Training」の略称で、日本語では「職場内訓練」という意味です。これは、実際に業務を行う職場で、上司や先輩社員から指導や教育を受けながら、業務に必要な知識やスキルを習得していく訓練方法を指します。座学とは異なり、実務を通して実践的に学ぶことができるため、即戦力となる人材を育成できるというメリットがあります。OJTは、新入社員研修で多く用いられる手法として知られています。しかし、中堅社員や管理職であっても、新しい部署への異動や新規事業の立ち上げなど、新たな役割や業務に携わる際にOJTを通して必要な知識やスキルを身につける場面は多くあります。OJTの効果を高めるためには、指導する側と受ける側の相互の理解と協力が不可欠です。指導する側は、業務の目的や目標を明確に伝え、段階的に指導することが重要です。また、受ける側は、積極的に質問し、自ら学ぶ姿勢を持つことが大切です。OJTは、単に業務を教えるだけでなく、企業文化や価値観を共有する場としても重要な役割を担っています。そのため、相互のコミュニケーションを密にすることで、より効果的な人材育成に繋がると考えられます。