血尿に潜む危険!出血性膀胱炎とは?
- 出血を伴う膀胱炎出血を伴う膀胱炎は、その名の通り、尿に血液が混じる膀胱炎です。膀胱は、腎臓で作られた尿を一時的に溜めておくための臓器です。健康な状態では、膀胱内は清潔に保たれており、尿は無色透明です。しかし、細菌やウイルスなどの病原体が膀胱に入り込み、炎症を引き起こすと、膀胱の粘膜が傷つき、出血することがあります。これが出血を伴う膀胱炎の主な原因です。主な症状としては、排尿時の痛みや残尿感、頻尿、血尿などが挙げられます。血尿は、肉眼でわかるほど赤い場合もあれば、顕微鏡で初めて確認できる程度の少量の場合もあります。症状が重い場合は、発熱や吐き気、腰痛などを伴うこともあります。出血を伴う膀胱炎は、自然に治癒することもありますが、適切な治療を行わないと、慢性化したり、腎盂腎炎などの重い腎臓病を引き起こす可能性もあります。そのため、血尿などの症状が見られた場合は、早めに医療機関を受診し、適切な検査と治療を受けることが重要です。