抗炎症作用

ステロイド外用薬の強さ:ミディアムとは?

湿疹やアトピー性皮膚炎など、かゆみや炎症を伴う皮膚疾患の治療に欠かせないステロイド外用薬ですが、その種類は一つではありません。ステロイド外用薬は、その効果の強さによって細かく分類されています。具体的には、弱い方から順に「弱效」「very weak」「weak」「medium」「strong」「very strong」の7段階に分けられます。 この強さの段階は、あくまでも目安として設定されたものです。なぜなら、同じ強さのステロイド外用薬であっても、軟膏やクリーム、ローションなど、剤形の違いや、顔、体、陰部など使用する部位によって、効果に違いが現れることがあるからです。 例えば、顔の皮膚は体と比べて薄いため、同じ強さのステロイドを塗った場合でも、顔の方が効果が強く現れやすい傾向があります。また、薬が浸透しやすい部位とそうでない部位によっても、効果は異なってきます。 このようにステロイド外用薬は、その種類や使い方によって効果が大きく変わる可能性があるため、自己判断で使用せず、必ず医師の指示に従って正しく使用することが大切です。
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