心療内科

心の問題

心療内科とは:心と身体のつながりを診る医療

心療内科は、身体の不調を抱えて医療機関を訪れる患者さんにとって、その症状の奥に潜む心の問題にも目を向ける、非常に重要な役割を担っています。 たとえば、胃の痛みや頭痛、動悸やめまい、なかなか寝付けないといった不眠など、一見すると体の病気としか思えない症状でも、実は心のストレスが原因で引き起こされているケースは少なくありません。 従来の内科的な診察では、このような症状に対して検査を行っても異常が見つからず、患者さんは不安な気持ちを抱えたまま、適切な治療を受けられないままになってしまう可能性があります。 しかし、心療内科では、患者さんの訴えにじっくりと耳を傾け、身体症状の背景にある心理的な要因を丁寧に探っていきます。 そして、患者さんの抱えている不安やストレス、悩みなどを明らかにした上で、薬物療法や精神療法などを用いて、症状の改善を目指します。 つまり心療内科は、身体と心を総合的に診ることで、患者さんが抱える様々な問題を根本から解決へと導く、医療における重要な役割を担っていると言えるでしょう。
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